水の飲み方

　人間の体は、６０％～７０％が水分と言われています。乾燥している今の時期は、身体がカサカサになっている方が多いようです。身体が乾燥して水分が無くなりますと弾力が無くなり色々な異常が出やすくなってしまいます。

　瑞々しい（水々しい）身体を手に入れるには、クリームを皮膚に塗ったりするより「水」を飲むのが一番です。しかし、水をただ沢山飲んだだけでは、身体に吸収されずに尿となって出て行ってしまうだけです。

　よく、健康法で「水をたくさん飲め」と言われ、その通りにしたが、逆に体が冷えて調子が悪くなったという方がいます。水分をとっても身体に上手く吸収されなければ意味がありません。

　では、どのように「水」を摂ったら良いか？

　まず、水を吸収しやすい身体の状態にしてから飲むことが大切です。それには一度、水を口に含み、口の中を漱いで一旦水を吐き出します。最初に口の中を漱ぐことで身体が水を吸収する準備が出来ます。

　水泳でプールに入る時や入浴する時に、いきなり入らないで身体を水に慣らしてから入りますね。それと同じで消化吸収の入り口である口の中を一旦漱ぐことで準備が出来ます。

　そして一口ずつ水を口に含み、ゆっくり舌で味わうように飲みます。ゴクゴクと一度に飲まず、一口ずつ水の味を確かめるようにして飲むというのが大事です。お試しください。

　蛇足ですが、人の身体というのは不思議なもので、水の音を聞いたり、水に触れたりすると尿が近くなります。これらはまだ、現代の科学では説明がつかないそうです。科学では分からないけれど私たちの身体が反応するのは経験上理解できると思います。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院