ストレスからの腱鞘炎

　最近、手首の腱鞘炎で来院される方が多くいます。１，２回の施術ですぐに改善する方もいれば、残念ながら、なかなか改善されない方もいます。

　また、腱鞘炎が主訴ではないけれど何故か手首が非常に硬い方が増えてきていると感じます。これは携帯やＰＣの作業が現代人は増えたからだと思います。

　手首や足首の可動性は骨盤をはじめ体全体に影響を及ぼします。手首に不具合があるとそれを庇って肘へ、そして肩へと体の中心に影響し、最後には骨盤の歪みや姿勢にまで関係します。足首にも同様のことが言えます。

　テニス、ゴルフ、ピアノといったものが原因の腱鞘炎は、あっけないほど早く改善するのに対し、子育てで忙しい主婦や、パソコン等を１日中やっているサラリーマンやＯＬ、その他大きなストレスを抱えているのが原因で腱鞘炎になる人は、改善するのに長引く場合があります。

　そういう人は施術を受けている最中も手を握りしめている場合があります。私が指摘するとそこで初めて自分が緊張し手に力が入っているのに気がつく場合が多くあります。

　また、寝ている間もギュっと手を握りしめているせいか、朝一番がもっとも手首が痛いという人もいます。そういった方は、施術すれば楽にはなるようですが、暫くすると戻ってしまうケースが多いです。そういう人の場合はどうしたらよいか？今の課題です。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院