正しい鍛錬法

　日ごろ運動不足なので、たまにはジムに行って鍛えようと腹筋運動をしたところ、脚の付け根あたりが痛くなり、翌日には脚が上がらなくなってしまい、脚を引きずるように４０代の男性が来院されました。

　痩せ型で姿勢の悪い、いわゆる猫背タイプの方でしたが、２回の施術で改善しました。

　腹筋運動をどのような形でしたのか聞いたところ、かなり間違った腹筋運動をしていました。ダメな形のものは、体を痛めます。頑張ってやればやるほど体は悪くなります。

　腹筋という筋肉の性質を知り、正しい形で正しい回数を行わなければ、体を痛めるだけです。また、日ごろ運動不足だからといって、一気に休日に無理しても筋肉痛になるだけで、筋肉は付きません。

　私も学生時代、スクワット５００回、腹筋５００回、腕立て伏せ２００回くらいを毎日のようにしたことがありますが、それらの運動で作られた筋肉は主にアウターマッスルで、使えない不要の筋肉でした。また、回数も多すぎ体に疲労物質を溜めるだけの悪い鍛錬法でした。

　では、どのようにして体を鍛えれば良いかというと、姿勢を良くし、インナーマッスルを鍛えるのが一番です。それと身体感覚を鋭くするしかありません。それらの方法は、これから少しずつこのブログで書いていきます。

　　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院