うつ伏せで寝たら・・・

　６０代の女性が腰痛で来院。聖路加国際病院院長の日野原先生が夜、寝るときに「うつ伏せ」で寝るというのを薦めていたのを聞いて試したところ、翌日に酷い腰痛になったそうです。

　幸い、１回の施術で良くなりました。２度とうつ伏せで寝ないとその女性は言っていました。

　私も日野原先生が「うつ伏せ」で寝ていることは知っていますが、それを実践しようとは思いませんでした。ちょっとやってみれば分かりますが、普通にうつ伏せで寝たら腰は反り、無理があります。

　日野原先生は片足の膝を曲げ、更に抱き枕のようなものを抱えてうつ伏せ寝をしています。そうした形で寝ると大丈夫かもしれませんが、ちょっと形を間違えると、かえって腰を悪くしますのでご注意ください。

　人に健康法を指導するときは、それが正しく伝わらないと逆効果になる場合が多々あります。今回が良い例です。

　では、どんな寝方が正しいか？

　正解は、自分の身体に聴いてみてください。

　今までと違う姿勢や寝方をすると違和感があると思います。その違和感が良い方向に向かう違和感か？悪い方向に向かう違和感か？

　万人に合う運動法や健康法はないと思います。自分の身体とよく対話することが大切です。

　ちなみに私の家の犬は時々、仰向けで寝ています。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院