足根管症候群

　足根管症候群（そくこんかんしょうこうぐん）という症状があります。これは足の裏に痺れが起きて自分の足でないような感覚になるようです。

　足根管症候群は坐骨神経痛等で起こる足の痺れと違います。坐骨神経痛でも足の痺れが起こりますが、坐骨神経痛は腰が原因でその名前のとおり坐骨神経の沿った場所のどこかで起こります。それに対して足根管症候群は足の裏全体だけに痺れや違和感があるのが特徴です。

　今まで手根管症候群（しゅこんかんしょうこうぐん）という手の痺れでお悩みの方は多く観てきましたが、今年に入って珍しく足根管症候群の方が連続で来院されたのでちょっと驚いています。

　手根管症候群は正中神経や腱が通るトンネルのような手根管と言われる場所が圧迫されたのが原因で起こる症状です。足根管症候群はそれの足バージョンです。

　足根管症候群も手根管症候群も神経を圧迫したのが原因で起きるので、その神経の圧迫を取り除くようにすれば改善します。今、足根管症候群で通院されている方も徐々に良くなっているので喜ばれています。ただ神経が圧迫されている時間が長いと改善するのに時間が掛かります。足裏の感覚が変だと思ったら早めの施術をお薦めします。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院