自律神経失調症と内観法

　一昨日は暖かいポカポカ陽気でしたが、一転して昨日から寒くなりましたね。今朝は犬の散歩に行くと季節が冬に逆戻りしたのではないかと思ってしまいました。今日は冬物の服装でちょうどいいですね。

　寒暖の差が大きくストレスが多いと自律神経のバランスが悪くなり身体はダメージを受けます。最近は氣が頭に上って肩凝りや頭痛、めまい、手の痺れといった上半身の不調を訴える人が多いです。

　そういう人の身体を観ると呼吸が浅く頭や手が熱い場合が多々あります。ちょうど頭寒足熱の逆の状態になっています。そういう場合には足と腹部を温めるとそれだけで呼吸が楽になり身体全体が整います。そして呼吸に合わせた刺激を入れます。正確には刺激を抜くと言った方が良いかもしれません。

　施術後に身体の可動性はもちろんですが、何となく身体が温かくなったと言ってもらえた場合は大成功です。

　自律神経失調症等の場合、自分で何とかする方法はないかと問われると難しいですが、呼吸法や瞑想、またはイメージトレーニングで改善される場合もあります。

　遥か昔の江戸時代にも臨済宗の僧・白隠禅師が修業のし過ぎで頭はのぼせ、手足は熱く、疲れているのに夜は寝られないという自律神経失調症のような症状に悩まされたそうです。その時に「内観法」、「軟酥(なんそ)の法」っといったイメージトレーニングで治したという有名な話があります。昔習ったことがありますが面白いものです。興味のある方は調べてみてください。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院