西荻窪の整体 木村均整院のブログ

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鳩胸は腰に悪い?

2009年01月16日 | 健康
 先日、来院された40代の男性は20年前からの腰痛が最近、酷くなり病院に行ったところ、椎間板ヘルニアなので手術しましょう。と言われたそうです。

 お話を聞くと、朝起きた時や疲れた時は、ときどき酷く痛むものの、調子が良いときはテニス等のスポーツも出来るそうです。それなのに手術する必要があるのか疑問に思い、手術しないで何とか改善させることは出来ないかと色々調べて当院に来ました。

 その方の身体を観ると、「鳩胸」というのでしょうか、胸を張った非常に良い姿勢に見えます。しかし、それは逆に腰に負担が掛かります。本人も鳩胸ということを自覚していました。

 スポーツマンに比較的多い「鳩胸」ですが、これは胸を張るので反対側の背中が緊張しています。その緊張を腰の筋肉で支えているのですが、加齢に伴い筋肉が衰えると腰の骨に負担が掛かります。

 中国武術では「含胸抜背(がんきょうばっぱい)」という言葉があります。宮本武蔵の自画像にあるような脱力した姿勢です。腰は伸びていますが胸は張らずに少し凹んだ感じがしますよね。現代ではイチロー選手がそれに近いと思います。本当はそういう姿勢の方が腰には負担が来ません。

 施術後、だいぶ楽になり、説明した姿勢や運動にも納得していただけました。根本的な原因を変えないと手術しても再発する可能性は高いと思います。姿勢は大事です。

 しかし、姿勢は百人百様で、けっして集団指導できません。

    杉並区西荻窪の整体・木村均整院

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