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歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

ピアノコンサートが終わって反省会

2022-10-27 12:10:20 | 日記
3週連続のピアノコンサートが終わって
ほっと一息。10月23日のコンサートの
出演メンバーによる反省会がありました。

「今回のホール、ピアノの響きよかったね。
客席で聞いていると、みんなの演奏、
とても感動的だったよ。」

「本当はね。ちょっとしたミスタッチが
たくさんあってね。あ~、またやっちゃった、
といった感じだったけど、終わると何となく
いい気分で演奏していた自分を感じるね。」





「あらためて、出演者それぞれの個性を
感じたよ。響きの良いホールやピアノが
それをサポートしてくれた感じがあるかな。」
「やっぱ、いいホールで弾きたいね。」

裏でドタバタしていたコンサートでしたが、
終わるととても収穫のあったコンサート。
お客さまの評判もとてもよかったと聞いて、
出演メンバーも嬉しく思いました。

「さぁ、では次のコンサートで弾く曲、
何にしようかしら?」次はこの話題です。





みんなの共通の悩みはこれでした。
「今までに演奏したことのない作曲家の曲を
やってみたいけれど、自分に合うだろうか、
楽しく練習できるだろうか、お客さまに
満足していただけるレベルの演奏が
できるだろうか?」

「結局、私ロマン派の作品が得意なので、
シューマン、ショパン、リストばかり
演奏しています。他の作曲家の作品も
チャレンジしたい気持ちもあるのですが、
ちょっと勇気がないかな~。」




「じゃぁ、いきなり現代の作品に取り組む
とかじゃなくて、同じロマン派の作曲家で
今まで演奏したことのないブラームスの
作品などからチャレンジしてみては?」

「やってみると案外、勉強になるよ。
例えば、私もコンサートで最近演奏していない
ベートーヴェンの作品に取り組んだけど、
その後、いつものレパートリー曲に戻ると
演奏が以前と微妙に変わったのを感じたよ。
ステップUPした感じ、ありますね。」

こんな感じで話の尽きない出演メンバー。
さて、次の曲は何にしようかな?


LGBTの話題になりました

2022-09-05 15:53:59 | 日記
ピアノ仲間でのピアノ勉強会の時、
休憩時間にLGBTの話題になりました。

「最近LGBTのことが話題になって
いますよね。同性婚のカップルが結婚式
挙げられるお寺があるとか、LGBT対応の
学校の制服が考案されたとかね。でも、
漫画とかTVドラマには、オネエとか
よく登場するけど、私の身近なところに
そういう人を見かけない。だからいまいち
現実味がない話題だと思うけど…。」
仲間の一人が言いました。





ピアノ連弾パートナーさんの一人が
答えました。
「いやいや、結構身近にいますよ~。
実は私の先生はLGBTだったようです。
おしゃれで素敵な男性の先生でしたが、
親族でない男性の方と同居していましたよ。
しゃべりかたが女性的で優しく、とても
親切で感じのよい先生でしたね~。」

また別の人が、言いました。
「この間、仲間のピアノ発表会の出演者で、
LGBTらしき小学生男子、いましたよ。」

「司会者が男の子の名前を紹介したのに、
ステージに出てきたのは、髪に大きな
リボンを結んで、カワイイ夢いっぱいの
ドレス姿の”どう見ても女の子”でした。」





「一瞬、司会者が名前を間違えたかなと
思ったのですが、その教室で有名な
”男子のピアノの生徒さん”だったそうです。

「その子のご両親が、ピアノのレッスンと
発表会の時だけ、女の子に変身していいよと
言っているそうでした。そういうことも
今の時代、あるのですね。」

ピアノの時間だけは、自分らしく過ごせる
素敵な時間だったのですね。

そう、みんなの周りには結構
LGBTさんがいるようですね。
特に芸術の世界には多いかもしれない。

そういえば、私の身近なところにも…。
結婚前の一時期、教員をしていた時に
素敵なLGBTの音楽の先生、いましたよ。





定年後の再雇用、音楽の非常勤講師さん。
美しくエレガントなKAYO先生でした。

声がとても低いのが印象的でしたが、
人気歌手の中にもしゃべる声が低い人
いますよね。別に気にしていなかった
けれど、実は男性だと聞いてびっくり。

定年までは、普通に”男性の名前で
男性の服装で、男性の先生”として
学校に勤務していたそうです。

定年後の再雇用で、私と同じ学校に来た時、
”女性の通称名を使い、女性の服装で
女性の先生”として勤務するようになったとか。

KAYO先生、みんなに教えてもらうまで
ずっと”女性の先生”だと思っていました。
知ってからも、私には普通に”女性の先生”だと
思えたし、特別なこととは思いませんでした。

定年までは無理して”男の先生”になって
いたけれど、定年後は自分の心に従って
女性として勤務したかったのですね。

その時代は、ちょっと珍しかったです。
でも、昔のこと。私の知らないところで
随分ご苦労されたかもしれないです。

その時代に比べると、今の時代、
自分の心に従った性別で生きていく
ことを応援するの人が多くなってきて
いるのではないでしょうか。

差別なく、すべて受け入れる社会に
なっていくといいですね。












いつの間にか叶っていた小さなお願い

2022-09-03 11:14:04 | 日記
2年ほど前のことです。
大河ドラマ「麒麟が来る」のテーマ曲、
ピアノ編曲バージョン、とても気に入って
地元でよく演奏していました。

一度この曲を「麒麟が来る」ゆかりの地でも
演奏してみたいな~と思いました。





でもコロナ禍で歴史イベントに呼ばれて
ゆかりの地で弾くような機会はゼロでした。

その上、クラシックのコンサートでは、
TVドラマの曲をホールで演奏する機会は
まずありませんでした。

ところが、そう願っているうちに、
「麒麟が来る」ゆかりの地、岐阜の
コンサートホールで演奏するチャンスが
やって来ました。




演奏が終了後、アンコール演奏があるのですが、
それを「お楽しみコーナー」として企画。
「ジャンルを問わず演奏して!」と言われました。

「ゆかりの地、岐阜で演奏する。」
歴史イベントが開催されなくても、
願っていることは叶いました。

そのうち、ふと「ゆかりの地、京都でも
演奏したい。」と思いました。





「麒麟が来る」も2021年初めに終了し、
「さすがに京都はご縁がなかったか?」
…と思っていたら、2021年12月になって
京都で演奏するチャンスが舞い込んできました。

そればかりではなく、もう1か所、
まるで呼ばれたかのように演奏しました。

その場所は、ストリートピアノです。
「ゆかりの地、本能寺」から徒歩2,3分の
場所にストリートピアノが設置されていました。

ゆかりの地での演奏、すごくウケました。
…というワケで、いつも間にか
お願いは叶っていました。びっくりです。





さて、では今、取り組んでいる大河ドラマの
テーマ曲、「鎌倉殿の13人」ですが、
「今年はゆかりの地、鎌倉で演奏する!」と
願ってみてもいいかしら~?
夢をふくらませています。




クリスマスのピアノコンサート企画

2022-08-30 17:27:04 | 日記
まだ8月30日なのですが、すでに12月の
ピアノコンサートの企画がスタートしています。

このコンサート、今年は面白い企画をしようと、
参加メンバーがいろいろな案を出しました。

例えば、リストの「クリスマスツリー」という
曲を参加メンバー12人で1曲ずつ演奏するのは
どうだろうか?と提案する人がありました。

リストの「クリスマスツリー」という曲は
「リストにこんなピアノ曲があったの?」
といった感じ、ポピュラーな曲ではありません。
小品が12曲集まったマイナーな曲集です。





12曲を12人で1曲ずつ演奏する
…というのはちょっと面白いですね。
演奏する人のそれぞれのカラーが出て
1人で全曲演奏するのと違った雰囲気です。

でも、じゃぁ、誰がどの曲を演奏する?
みんな弾きたい曲、弾きたくない曲は
同じになるのじゃぁないかしら?
という声が上がりました。もっともです。





シューマンの「幻想小曲集」という
全部で8曲のピアノ小品集があります。
これを何人かで弾いた時も、人気曲は
「飛翔」「夜に」に集中しましたね。
ちなみに「夢のもつれ」は敬遠されました。

また、クリスマスのコンサートシーズン、
このコンサートの他にも、いろいろな
コンサート出演を控えて、伴奏や連弾の
練習でいっぱいいっぱい。他の曲を練習する
時間と心のゆとりがない人もいるのでは?
という声も聞こえてきました。もっともです。





一人一人に、その人に合っている曲を
振り分けることができるだろうか?

振り分けられた曲、みんなが気に入って
楽しく練習できるだろうか?
いろいろ心配ごともありました。

なんだかんだで反対意見が多く、
この企画は自然消滅してしまいました。

では、代わりとなるいい案がないか?
皆様にも、アドバイス、お願いしたいです!
コメントよろしく!



お盆休みになると弾きたくなるピアノ曲

2022-08-12 18:28:43 | 日記
お盆休みに入りました。
まとまった練習時間がとれる
ゆとりのお盆休みです。

次のコンサートやイベントで演奏する
ピアノ曲の合間に、いろいろ別の曲に
チャレンジしています。

お正月休みだと、弾いてみたくなるのは
宮城道夫の「春の海」、ピアノバージョン。

では、お盆休みに弾いてみたくなるのは?
私の場合、「千の風になって」です。





お盆休みというと、お墓参りですね。
ご先祖さまの眠るお寺に行きます。

でも、「千の風になって」の歌詞には
「私のお墓の前で、泣かないでください。
そこに私はいません。
眠ってなんかいません。」とありますね。

そう、8月13日になると、ご先祖様は
お墓を脱出して、我が家にやってくる。

そして、8月16日になると、
お墓に帰っていく…と言われています。





お盆に、我が家にやってきたご先祖様を
好物を供えたり、いろいろおもてなしします。

ついでに「千の風になって」の心を込めた
ピアノ演奏を聴いてもらいます。





ご先祖さま、「千の風」毎年聞いているから
今年はもういいわ~。
今年は、NHK大河ドラマ
「鎌倉殿の13人目のメインテーマ」
聞きたいな~、なんて思っているかも。

ではご先祖様にも聞いて頂きましょう。