義士祭

2022-12-14 11:21:32 | 日記
 12月14日は赤穂47士の吉良邸討ち入りの日で義士祭が各地で行われる。地元赤穂市では今年は大石内蔵助役に中村雅俊さんが務めるといわれる。NHK大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマソングをバックに浪士役47名の皆さんが市内を練り歩く。東京の泉岳寺ではより多くの参拝客でにぎわうであろう。ここは年中線香の香りが絶えないというから浪士のファンがいかに多いかを想像することができる。
 47士は見事に本懐をとげるのだが、これは江戸幕府の協力が裏に隠されていることを頭においておかなければならない。入り鉄砲に出女を厳しく取り締まった江戸幕府は大井川には橋を掛けなかったほどの用心深さだから江戸市中に不穏な動きをするものを簡単に見つけだすことなど容易だっただろう。討ち入りに必要な道具などを調達する動きなどがあれば簡単にお上に報告されてしまったはずだが、それを取り締まった役人の動きはなかったようでこれで討ち入りは果たせたわけだ。
 元禄15年12月14日は今の新暦に直すと1月30日頃だという。12月では雪はまだ降らない。NHK大河ドラマの「峠の群像」で吉良上野介を演じた伊丹十三さんが生きておられたら是非大石内蔵助として赤穂市内を浪士46名をひきつれて歩いて欲しいと思ったりする。