最近の為替が興味を引く。円高が加速されていて20年ぶりの126円台である。原因ははっきりしているので素人でも当たり前と判断がつく。米国がゼロ金利解除して今年は年内に3回程度の利上げに動くということを政府が明言しているからで、日本の日銀は金融緩和の継続をするというこのはっきりした動きが円高になっているのである。
企業の輸出部門の担当者は今大いに悩んでおいでのことと推察される。為替リスクを回避するために（ヘッジ）取引銀行に対して為替予約をする場合が多い。日銀が金融緩和の継続を名言しているから今後も更に円高に動くことが多いにありうる。だからできるだけ円高の頂点での予約を期待したいところだがそれがいつだかが分からないのである。126円のこの値段を当面の輸出高に対応して予約をすることも多いにありうる。為替予約だが予約高と期限があって消化しきれないと銀行に対してペナルテイを取られる。輸入に対しても同様である。
個人においては外貨預金をお持ちの方も多いのではないかと思う。円転の時をお迷いかもしれない。もう少し辛抱した方がよいのではないか。原因は先に述べた通りであるからだ。