戦艦大和の忌日

2022-04-07 10:13:52 | 日記
 今日4月7日は旧日本海軍の戦艦大和が撃沈された忌日である。片道の燃料しか積み込まず沖縄戦の攻防に駆り出されいわば特攻出撃だった。出航まもなく米軍の偵察機に発見され鹿児島県西方沖で米軍航空機多数から爆弾と魚雷攻撃を受け沈没した。浮沈戦艦ともてはやされて米軍なにするものぞと向かってみたが時代は大鑑巨砲主義から航空機の時代へ変わっていた。戦艦大和や戦艦武蔵など巨大戦艦が持ち様が軍事力の指標だったが、米軍はいち早く航空兵力にシフトしてこれからの時代は航空機による敵殲滅方式に代えていっていた。旧日本軍もそれなりに航空機による軍事力を行使していたが主力を戦艦においていた。これは日露戦争のあの日本海海戦の勝利があってこの成功体験が抜けきれなかった。
 今、ロシアのウクライナ侵攻でウクライナ各地の惨劇をみると77年前のソ連軍の戦車のベルリン市街侵攻と同じ光景が思い浮かぶ。街路に並ぶ建物に砲撃を加えあらゆるものを破壊しつくしていく姿はソ連のやり方でそっくりそのままが今ロシアがウクライナの首都キーウ近郊の街ブチャなどにおける惨劇である。モデルチェンジしないのはロケットだけかと思いきや戦争の方法も変わっていないようだ。
 北方領土を不法占拠として対ロシア外交を方針替えした岸田政権である。もう笑顔外交から変えて堂々と4島返還しなさいということだ。世界中から鼻つまみ者とされのけ者扱いされ最大の売りのエネルギー資源の不買や資金凍結などなど効き目は徐々に浸透してゆくだろう。その果ては北方領土をおカネで返還しようと言ってくるかもしれない。