こころの宝物

「きれい・ねっと」の本づくりのこと
「なおちゃん流ホ・オポノポノ」のこと
あなたのこころにも宝物が増えますように…

新日本文芸協会の本づくり(文心準備号より)

2010-01-31 22:22:22 | 本づくり
今日も『文心 準備号』のつづきです♪

この内容、以前ミクシィの日記に掲載したのですが
さまざまなところでご紹介をいただき
現在は毎日のように、文心くらぶへのご参加お申込みをいただいています。

共感してくださる方がいらしてくださることが
ほんとうに嬉しいと思っています。

心からありがとうございます。

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新日本文芸協会の本づくり

 子供の頃から本が大好きだった私は、
多くの本に感動し、多くのことを学んでここまで生きてきました。
「人生を変えた」と言えるほど大切な本も何冊もあります。
本との出会いは、時間や距離を超えた、
著者との出会いともいえるかもしれません。

 新日本文芸協会の設立とともに、
思いがけず大好きな本をつくる出版という仕事に携わり、
ワクワクしながら一歩を踏み出した私。
前述の現状を知ったときには、愕然としました。

そしてその先には、
資本力や広告宣伝能力のある大手の出版社の作品でなければ、
たとえ出版社としての資格を得ても、
書店に並べられることすら難しいという現実が待っていました。

多くの方に伝えたい、すばらしい内容の原稿と出会い、
心をこめて書籍に仕上げても、
流通制度と、そのためにかかる多額の経費に阻まれてしまうのです。

 長い間、私はその業界の中で
なんとか活動を軌道に乗せようとしてきました。
そのために大手の出版社と対抗したり、
経費を安くするために、お付き合いのある大切な業者さんと言い争ったり、
定価を上げることで読者の皆さまに負担を強いたりと、
不本意なことばかりが必要になりました。

最後に、誰にも読まれずに返本された本の山を見たときには、
涙が出ました。


 そして、思ったのです。「もう、戦いたくない」と。


 本は、たくさん「売れる」ことが目的で書かれるものではないはずです。
伝えたい想いを大切に、必要な冊数だけつくり、
必要な方のところにちゃんと届くことこそ大切なんじゃないか。

問題だらけのこの仕組みの中で勝ち残っていく必要はない。

その仕組みがないのなら、新日本文芸協会が、
表現する側も読む側も一緒になって、
本が大好きな人たちとともに、新しくつくればいい。

 試行錯誤の結果、印刷部門と協力して、
必要な冊数、それが100冊なら100冊、一万冊なら一万冊を
つくることのできる環境をつくりました。

必要な方のもとへ届けるために、私自身が著者様とご一緒に
インターネットやイベントを通じて積極的に発信し、
経費のかからない直接販売に力を注ぎました。
そうすることで数百冊販売できれば、
著者様にも出版社にも負担にならないシステムが出来上がりました。

 書店でのご注文や、図書館への請求が可能になるよう、
また多くの方に必要と認められた時、
書店に並ぶことも可能となるよう、
書店流通に対応する出版社としても機能しています。

友人知人にだけでも伝えたい、
売上や予算を気にせず気軽に表現を楽しみたい、
そんな方のために小冊子での本作りのシステムもつくりました。

おかげさまで、実質2年間の間に20作品以上のご本のお手伝いをし、
このうち数千冊の売上を達成する書籍も出てきました。

小さな一歩から始まった無謀な旅は、
ほんとうにワクワクする道のりとなりました。


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ではでは、つづきはまた明日。


お読みいただいて、ありがとうごさいます

山内 尚子 拝



新日本文芸協会きれい・ねっとのコンセプトにご賛同いただき、
文心くらぶにご興味をお持ちいただけましたときには
下記リンクより、文心くらぶの詳細をご覧いただき、
ご参加ご検討いただけましたら幸いです。
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