僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

勇気

2020-08-24 | Weblog
デッドボールを食らう(野球:バッター)
打球が当たる(野球:ピッチャー)
タックルで怪我をする(ラグビー)

これは野球やラグビーの一場面だ。これらのスポーツでは死ぬかも知れないという恐怖に打ち勝てないと一流選手になれない。私は少しラグビー経験があるが、一度左の鎖骨を骨折してからというもの、その後は怖くて左肩でタックル出来なくなった。当然、その後ラグビーも辞めた。私のような臆病者は論外であるが、この恐怖心に打ち勝つということは並大抵ではない。

野球では、あの長嶋茂雄はデッドボールを食らったら次の打席で当てられるものならもう一回当ててこいと思ったという。
最近頭に打球が当たった田中将大はこれくらいでラッキーだったと言っている。
ラグビーでは、選手名を忘れてしまったが日本代表のある選手は、脳震とうを起こすほどの強烈なタックルを食らったら、そう来るかならこっちもそれで行こうと思うらしい。

恐怖に打ち勝てずそのスポーツでは成功しなかった人も数多い中、とにかく一流になる選手は技術面が一流であることは当たり前で、精神面にも一流のタフさを備えている。それはすなわち恐怖や辛さに打ち勝つ勇気に他ならない。

スポーツを例に取ったが、どんな仕事でも同じだと思う。一流と呼ばれる人はミュージシャンであっても棋士であってもサラリーマンであっても皆人よりも数段上の勇気を持っている。

何も皆が数段上の勇気を持って世間で一流になる必要はない。ただ、少しでも自分を乗り越える勇気を持てた時、わずかでも一流に近づけているのは確かである。