菊池美菜のアフター7

日常生活や遊びの日記

白馬岳に向かうが雨で撤退

2012-09-25 17:50:02 | トレッキング
朝、自宅で目覚めると強い雨音が。今日は中止にしようかなと思いつつも、明日は晴れの予報なので出かけることにしました。長野駅でも雨。栂池自然園に着いて出発しようとしたら、さらに雨。明日晴れることを信じて、雨の中を歩きました。




天狗原は紅葉が始まっていて、きれいでしたが、雨で紅葉を楽しむ余裕なし。



天狗原を過ぎると、だんだん岩が大きくなってきました。岩によじ登りながら、もくもくと進みました。

途中で一瞬晴れ間が見えましたが、また雨が降りだしました。

そうこうしているうちに、今日の宿泊地、白馬大池山荘に到着。山荘では、林家正蔵師匠に似ている小屋番さんが「さっき一瞬晴れましたね。でも明日も雨の予報ですよ」と、私は「天気予報では明日は晴れになっていましたけど」、正蔵師匠は「それは下の話で、山は雨ですよ」とやさしくおっしゃいました。

大池山荘は、5畳の区画が10個位ありますが、この日は空いていたので1グループで1区画でした。カーテンを閉めると個室みたいで過ごしやすい空間でした。5畳の部屋に布団は5組、枕は10個ありました。トイレは和式のポットントイレ。
食堂が談話室も兼ねていて、雑誌や本がありました。
缶ビール500mlで800円を購入し食堂で「岳」を読みながら、夕食を待ちました。


夕食はカツカレー。すごいボリューム!

夜になると月が見え、星も見えたので明日は晴れだと勝手に確信しました。外はすごく寒くて、ライトダウンを着ても3分もいられないほどでした。

眠れない山小屋の長い夜が明けると、雨音が!しかも風が強い。朝食は、みんな静まり返って、暗い雰囲気です。正蔵師匠は「今日は登ることをお勧めしません。現在、気温が3度なので、雪が降る可能性があります」とのこと。登るか、下山するか?登って稜線にでれば風を遮るものがないので、もっと強くなります。そこに雪が降ったら?風+雪=吹雪!ゴールデンウイークに6名にパーティが低体温症で亡くなる事故がありましたが、その人達と同じルートを行きます。吹雪になったら、たぶん遭難してしまう。「無謀な中高年登山者、夏山装備で9月の白馬岳で遭難」などど新聞等に載ってしまい世間から非難轟々になるのは間違いない。私の中では早々に下山を決めていましたが、相方は未練があるようでした。でも安全第一なので栂池に下山することにしました。
その日に宿泊していた全員(8~9名位)が栂池に下山することになったそうです。


下山といっても風が強いので、結構歩きにくく大変でしたが、こんな天気だからこそ、雷鳥さんに出合いました。
樹林帯に入ってからは風は弱まりましたが、登山道が川のようになっている個所があり、石の上を飛び石みたいに渡って行きました。靴の中に水が沁み込み、靴下がびしゃびしゃになりました。

栂池自然園のロープーウエイにやっとたどり着いて、無事に下山完了。ロープーウエイ、ゴンドラを乗り継いで下界に下りると、晴れていて暑い!下山しなくてもよかったのかも?とちょっと微妙な感じになりましたが、山の方を見ると黒い雲がかかっていたので、下りて正解だったのかな。
北アルプスはこれから冬になるので、私にはもう来られません。来年こそは白馬岳で絶景を見たい。

北横岳ハイキングは岩岩で大変

2012-09-17 11:52:39 | トレッキング
北八ヶ岳の北横岳に行きました。朝7時新宿発のあずさ号はとても混んでいました。指定席を取りたかったのですが売り切れだったので、早めに新宿に行って並びました。なんとか座ることができましたが、通路にまで立つくらい混んでいました。

北横岳といえば、ロープーウエイで上がり、観光客でもハイキングできるような山、というイメージがあり、楽勝だと思っていました。ちょっとコースを長くするために、北横岳に行く前に隣の三ツ岳に行くことにしました。

ロープーウエイを下りたところの坪庭には人がいっぱい


最初は木道の気持ちのいい道です

登山道に入ってしばらく登ると、こんどは滑る石の下りになりました。先週の中山から黒百合平でも滑る下りで難儀したので、早く下りが終わって欲しいなと思いながら歩いていました。登って来る人に「こんな感じの道がまだ続いているんですか?」と聞いたら「ここは天国だよ。この先は地獄だよ」「死ぬかと思った」と聞き捨てならない言葉。

少し行くとだんだん岩が大きくなり、両手を使って登るようになりました。鎖場では若い女性が彼氏に「両手で鎖を持って!」などと指示されながらやっとの思いで下りてきました。


さらに岩が大きくなってきました。


開けたところにでたら、三ツ岳が見えましたが、ずっと岩岩した道でした。


そして岩はさらに大きくなり、岩と岩を跨ぐ時に下を見ると2mくらいありました。足を滑らせたら奈落の底だと思い慎重に歩きました。岩が離れているところでは、足の短い私にはとても大変でした。先の岩が斜めになっているところに足をかけなければならないところがあり、本当に怖かったです。雨が降っていたら絶対に引き返していた。

鎖場もありました。

北横岳の分岐から先は普通の歩きやすい登山道で、あっという間に北横ヒュッテ、山頂へと到着しました。当初は楽勝で時間が余ると思っていたのですが、三ツ岳で予想外に時間がかかってしまい、時間が押してきました。帰りの茅野行きのバスは午後4時10分発。そのバスに乗るためには3時半にはロープーウエイ山頂駅に到着したい。北横ヒュッテに下りてきたのが2時半だったので、慌てて昼食を食べて下山開始しました。

下山は歩きやすい道だったのでコースタイムより早く下りることができました。


山麓駅に着いたのは3時40分だったので、バスまでの30分でレストハウスでお楽しみの生ビールタイムです。観光地の割に550円なので良心的です。思いのほか疲れたのでビールがおいしかった!




八ケ岳近辺のハイキング

2012-09-10 17:52:34 | トレッキング
仕事関係の山歩きグループに参加して、団体行動で山に行きました。天気予報ではずっと雨か曇りマークでした。新宿を出発するときは雨だったのですが、結局2日間とも曇り時々晴れでした。みんなの日頃の行いがとってもよかったんですね。

1日目の飯盛山は1時間ほどで登れるお手軽な山ですが、とても眺望がよい山です(晴れていれば)。南アルプスの山々や、瑞垣山など見えました。仲間と一緒だと、「あの山が甲斐駒だ」とか「奥が北岳だ」などど言い合えるので楽しかったです。




飯盛山から宿泊地の蓼科パークホテルに行きました。やや古いホテルですが、露天風呂が気持ちよかったです。露天風呂からは八ケ岳の山々が見えましたが、木がちょっと邪魔。夕食は囲炉裏で焼き物など。ボリュームがあり美味しかったです。

2日目は、まず白駒池から高見石小屋に行き、小屋の裏手の展望台に登りました。大きな岩を両手を使ってよじ登ります。グループには70代のご年配の方もいらっしゃいましたが、全員、よじ登ることができました。健脚ぶりに驚きました。
高見石の展望台からは白駒池がきれいに見えました。


高見石小屋で、Aコース(健脚)、Bコース(のんびり)に分かれました。私はAコースで中山を目指しました。大きな石がごろごろだし、直登だし、滑るし大変でした。足を滑らすと石と石の間の「クレバス」に落ちてしまいます。

少し雲が晴れると硫黄岳が近くに見えました。中山展望台は広々として気持ちがいい場所でしたが、生憎ガスってしまい眺望はありませんでした。世話役の方が、4リットルの水を担ぎあげて、みんなにコーヒーを入れてくれました。お疲れ様です、ありがとうございます。





中山から黒百合ヒュッテに行くと、たくさんの登山者が休憩していました。私たちもここで昼食としました。昼食後は下山するだけですが、この下山が一番大変。大きな石がごろごろで、苔が生えていて、しかも濡れているので滑る。ぬかるんでいるところも多数あり。木の橋が数か所ありましたが、滑るので怖い。転びそうになり、何度も悲鳴を上げてしまいました。靴が泥だらけ。




そうこうしているうちに唐沢鉱泉に到着。日帰り温泉は4時までなので、遅くとも3時半には着きたいと思っていましたが、3時15分に到着したのでゆっくり入浴することができました。風呂上がりはお楽しみの生ビールタイム!おいしい!


4時15分くらいにバスに乗り、帰路に着きましたが、唐沢鉱泉からしばらくは道が舗装されていないの、揺れました。

中央自動車道に入りしばらくすると、小仏トンネルの渋滞情報が出てきました。普段は電車移動が多いので、渋滞は関係ありませんでしたが、渋滞を抜けるのって大変だなと思いました。新宿に着いたのは、9時45分頃で疲れましたが、楽しい仲間と山に行けてよかったです。世話役の皆さま、お世話になりありがとうございました。