朝、自宅で目覚めると強い雨音が。今日は中止にしようかなと思いつつも、明日は晴れの予報なので出かけることにしました。長野駅でも雨。栂池自然園に着いて出発しようとしたら、さらに雨。明日晴れることを信じて、雨の中を歩きました。
天狗原は紅葉が始まっていて、きれいでしたが、雨で紅葉を楽しむ余裕なし。
天狗原を過ぎると、だんだん岩が大きくなってきました。岩によじ登りながら、もくもくと進みました。
途中で一瞬晴れ間が見えましたが、また雨が降りだしました。
そうこうしているうちに、今日の宿泊地、白馬大池山荘に到着。山荘では、林家正蔵師匠に似ている小屋番さんが「さっき一瞬晴れましたね。でも明日も雨の予報ですよ」と、私は「天気予報では明日は晴れになっていましたけど」、正蔵師匠は「それは下の話で、山は雨ですよ」とやさしくおっしゃいました。
大池山荘は、5畳の区画が10個位ありますが、この日は空いていたので1グループで1区画でした。カーテンを閉めると個室みたいで過ごしやすい空間でした。5畳の部屋に布団は5組、枕は10個ありました。トイレは和式のポットントイレ。
食堂が談話室も兼ねていて、雑誌や本がありました。
缶ビール500mlで800円を購入し食堂で「岳」を読みながら、夕食を待ちました。
夕食はカツカレー。すごいボリューム!
夜になると月が見え、星も見えたので明日は晴れだと勝手に確信しました。外はすごく寒くて、ライトダウンを着ても3分もいられないほどでした。
眠れない山小屋の長い夜が明けると、雨音が!しかも風が強い。朝食は、みんな静まり返って、暗い雰囲気です。正蔵師匠は「今日は登ることをお勧めしません。現在、気温が3度なので、雪が降る可能性があります」とのこと。登るか、下山するか?登って稜線にでれば風を遮るものがないので、もっと強くなります。そこに雪が降ったら?風+雪=吹雪!ゴールデンウイークに6名にパーティが低体温症で亡くなる事故がありましたが、その人達と同じルートを行きます。吹雪になったら、たぶん遭難してしまう。「無謀な中高年登山者、夏山装備で9月の白馬岳で遭難」などど新聞等に載ってしまい世間から非難轟々になるのは間違いない。私の中では早々に下山を決めていましたが、相方は未練があるようでした。でも安全第一なので栂池に下山することにしました。
その日に宿泊していた全員(8~9名位)が栂池に下山することになったそうです。
下山といっても風が強いので、結構歩きにくく大変でしたが、こんな天気だからこそ、雷鳥さんに出合いました。
樹林帯に入ってからは風は弱まりましたが、登山道が川のようになっている個所があり、石の上を飛び石みたいに渡って行きました。靴の中に水が沁み込み、靴下がびしゃびしゃになりました。
栂池自然園のロープーウエイにやっとたどり着いて、無事に下山完了。ロープーウエイ、ゴンドラを乗り継いで下界に下りると、晴れていて暑い!下山しなくてもよかったのかも?とちょっと微妙な感じになりましたが、山の方を見ると黒い雲がかかっていたので、下りて正解だったのかな。
北アルプスはこれから冬になるので、私にはもう来られません。来年こそは白馬岳で絶景を見たい。
天狗原は紅葉が始まっていて、きれいでしたが、雨で紅葉を楽しむ余裕なし。
天狗原を過ぎると、だんだん岩が大きくなってきました。岩によじ登りながら、もくもくと進みました。
途中で一瞬晴れ間が見えましたが、また雨が降りだしました。
そうこうしているうちに、今日の宿泊地、白馬大池山荘に到着。山荘では、林家正蔵師匠に似ている小屋番さんが「さっき一瞬晴れましたね。でも明日も雨の予報ですよ」と、私は「天気予報では明日は晴れになっていましたけど」、正蔵師匠は「それは下の話で、山は雨ですよ」とやさしくおっしゃいました。
大池山荘は、5畳の区画が10個位ありますが、この日は空いていたので1グループで1区画でした。カーテンを閉めると個室みたいで過ごしやすい空間でした。5畳の部屋に布団は5組、枕は10個ありました。トイレは和式のポットントイレ。
食堂が談話室も兼ねていて、雑誌や本がありました。
缶ビール500mlで800円を購入し食堂で「岳」を読みながら、夕食を待ちました。
夕食はカツカレー。すごいボリューム!
夜になると月が見え、星も見えたので明日は晴れだと勝手に確信しました。外はすごく寒くて、ライトダウンを着ても3分もいられないほどでした。
眠れない山小屋の長い夜が明けると、雨音が!しかも風が強い。朝食は、みんな静まり返って、暗い雰囲気です。正蔵師匠は「今日は登ることをお勧めしません。現在、気温が3度なので、雪が降る可能性があります」とのこと。登るか、下山するか?登って稜線にでれば風を遮るものがないので、もっと強くなります。そこに雪が降ったら?風+雪=吹雪!ゴールデンウイークに6名にパーティが低体温症で亡くなる事故がありましたが、その人達と同じルートを行きます。吹雪になったら、たぶん遭難してしまう。「無謀な中高年登山者、夏山装備で9月の白馬岳で遭難」などど新聞等に載ってしまい世間から非難轟々になるのは間違いない。私の中では早々に下山を決めていましたが、相方は未練があるようでした。でも安全第一なので栂池に下山することにしました。
その日に宿泊していた全員(8~9名位)が栂池に下山することになったそうです。
下山といっても風が強いので、結構歩きにくく大変でしたが、こんな天気だからこそ、雷鳥さんに出合いました。
樹林帯に入ってからは風は弱まりましたが、登山道が川のようになっている個所があり、石の上を飛び石みたいに渡って行きました。靴の中に水が沁み込み、靴下がびしゃびしゃになりました。
栂池自然園のロープーウエイにやっとたどり着いて、無事に下山完了。ロープーウエイ、ゴンドラを乗り継いで下界に下りると、晴れていて暑い!下山しなくてもよかったのかも?とちょっと微妙な感じになりましたが、山の方を見ると黒い雲がかかっていたので、下りて正解だったのかな。
北アルプスはこれから冬になるので、私にはもう来られません。来年こそは白馬岳で絶景を見たい。
山に登っていれば、こういった決断を迫られることは多々あると思うけど、その決断が少し遅れると文中のように遭難騒ぎが起きるのだと思います。