Labyrinthe

& Le Charme

ぺッキー頑張る!

2006-12-18 21:41:18 | 音楽
クラシックファンならペンデルツキという作曲家を御存じの方もいるかと。
CDも出ているのでそれなりに有名人かなぁと思っております。(私は日本人なので、同じ類いでは吉松隆ファンです。)
実は楽友協会ホールでの演奏、最後を飾るのはペンデルツキことぺッキー。何と作曲家がウィーン交響楽団を指揮してしまっているのに遭遇しました。
現役の作曲家で楽友協会で振れるのはかなりの有名人&売れている作曲家と思っていいのではと思います。
というのは、普通はコンサートを入れるゴールデン・ザ-ルの時間をリハーサルにぺッキーは使ってましたから。これ絶対ぺッキーの自費か、強力なスポンサーがいるかどっちかです。
曲目はオネゲル交響曲2番、とペンデルツキ交響曲8番。この8番は私は予習しようと思ってCDを探したのですが、主要な所では全然ヒットしなかったので諦めてウィーンにきた曲です。(ちなみに9番はあった。)
オネゲル2番は結構名曲と言われる部類。弦楽のみの構成は現代音楽は少ないですが、彼の指揮&素敵な最後のペットでかなり満足しました。
ちなみに、席は前から2番目。経験上ヨーロッパのホールはかなり舞台と客席が近いのであえて前から2番めにしたけど、当たりでした。一番前は前過ぎてコンマスの表情も見えなかったので。
ちなみに私は前の方の席が好きです。曲として音が混ざり合わさってきれいに聞こえるのは真ん中辺なんだけど、私としては一つ一つの楽器の音が出している音を聞くのが好きなので、それを聞きたいと思うと一番前か、2番目最低3番目程度が限界です。(耳がいい人はもっと後ろでもOKだと思います。)あと、弾いている人の表情が分かるのもすごく魅力。これは生オケならではでしょう。
相方はヴィオラが美人だったと興奮してました。コンマスも結構いい男でした。こんな楽しみがあるのも前の方の席ならではです。
面白情報はぺッキー交響曲8番、ソロ歌手3人とフルオケ&フル合唱団、おまけに2階席にホルン一本と(打楽器はそれこそ様々)盛り沢山のエンタメ構成でしたが、ぺッキー興奮し過ぎて、お隣の歌手の楽譜を指揮棒でたたき落とす場面が。
メゾソプラノの彼女は3人の中で一番の実力者でしたが、冷静に楽譜を拾い上げると、二度とはたき落とされないように、膝の上に楽譜を置きました。(ちなみに歌手の口がどのくらい大きく開くかはっきり分かるのも前の方の席の楽しみです。ソプラノ歌手は余りのあきっぷりにびっくり!)
相方は納得のいく録音がないから8番はCDがないんじゃないか、と言っていましたがもし御存じの方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。思わず買いますので。
ちなみに勇ましいウィーン交響楽団、と思いましたがこれはあくまでウィーン・フィルに比べてのこと。
この間の芸術劇場でルイージ指揮のウィーン交響楽団を聴いたら艶やかでうまいと思いました。
比べる視点の問題でしょうか?(←耳悪い感じ。)