Labyrinthe

& Le Charme

艶っぽいウィーンフィル

2006-12-10 11:25:10 | 音楽
楽友協会はずっと行きたかったホールだったので感動でしたよ。
ウィーンフィルのチケットはウェブ上では全部売り切れてたのですが、実際に行ってみたら当日の立ち見があったので、今度行く時は諦めずにその日にコンサートとかを入れるのは止めようと思いました。
聴いたのはリハーサル。曲目はブラームス、シンフォニー2番、薔薇の騎士組曲(序曲?)、最後は私が一番楽しみにしていたラ・ヴァルスです。指揮はジョルジュ・プレートル。私も聴いたことのあるので中堅の指揮者かも。(有名だったらごめんなさい。)ホールはゴールデンザ-ルの方です。
最初に聴いてびっくりしたのは、「すごく艶っぽい音ーー!!!」
こんな滑らかで色っぽい音は今まで聴いたことなかったです。もしかしたら、世界で一番響きの良いと言われるホールなのでさらに磨きがかかってるのかもしれませんが。
でも、同じホールでウィーン交響楽団をきいたらやっぱり勇ましい感じだったので、艶っぽい音はウィーンフィルの持ち味なのでしょう。
ブラームスよりもシュトラウスの方がさらに磨きがかかってました。ドナウは聞けなかったけど薔薇の騎士でウィンナワルツが聴けたので満足です。
リハーサルなのに満席で、立ち見はちょっと混んでるくらい。でも立ち見席で疲れた人は後ろの方で討ち死にしていました。
有名なウィーンフィルを一度物見遊山で聴きたい方は立ち見の5ユーロ(本ちゃんのコンサートはもうちょっと高いかも)は美味しい金額ですが、きっと心から5ユーロを得したと思えるのは音楽関係者かクラシックを聴くのが好きな方だけでは。齧ったくらいだときっとずっと立ち見でいるのは疲れると思います。
(一緒に行った相方はクラシックをかじったよりも少しは興味はあったが討ち死にんでました。)
一番の大爆笑はラ・ヴァルス。薔薇の騎士にかなり時間をかけていて変わっていくのが面白かったのですが、時間が押してきてとにかく金をもらっているのだからとラ・ヴァルスを始めたのはいいけど・・・。
最初薔薇の騎士の続きかと思いましたよ。リズム取りがウィンナワルツだったので。
でもどう考えても和音がおかしいので、あっ、ラ・ヴァルスだ、と。(←耳悪いようです。)
えーーこれプレートルさん直すのかなぁ・・・と興味はあったのですがその日の夜はウィーン交響楽団のコンサートが控えていたので、リハーサルの続きを聴く気力は無く人込みに合わせて帰りました。
今考えるとリハーサルサービスだったのかなぁ・・・あんな面白演奏はなかなか聴けません。
しかも音はとってもきれいだしね。いやはやリハーサル、行ってみるもんですね。