伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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ジャコシカ83

2018-11-12 20:17:53 | ジャコシカ・・・小説
 あのカレンダーを見ると時々、そのことを思い出すのだ」


 ストーブの燃える音に誘われて、つい投げかけてしまった言葉が、思いがけなく辛い話しを引き

出してしまった。

 話し終えても鉄さんの網針を操る手の動きは変わらない。

 しかしストーブの燃える音には、じっと耳を傾けているようだった。

 高志はせめてこの場を繕う何かを言いたくなったが、言葉は出てこなかった。

 鉄さんを弁護したり、慰めたりする言葉を探したくなるのだが、鉄さんの最後の言葉が全て

を押し戻してしまう。

 拒絶ではない、無意味だと言っているのだ。

 この話しはもう終わりにするしかないと思った。

 鉄さんの沈黙は長く続いた。

 言葉を呑みこんだ高志の脳裏に、窓の外のわずかばかりの砂浜で、荒れ狂う海を見て立ちつくす、

少女の姿が浮かんだ。



十一

 カレンダーにまつわる鉄五郎の話しが、高志に去って来た日日を振り返らせた。

 ことさらに思い出したくないと遠ざけていた訳ではないが、滅多に記憶の中に、甦ることはない。

 そのはずだ、あの頃は何もない時代だった。


 
「調子はどうだ」

 めずらしく兄の智弘が、高志の部屋に入ってきた。
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ストレスも必要というが・・・・

2018-11-12 18:52:03 | 人生
 人間生きていくには多少のストレスが必要とのこと

 脳が活性化するらしい・・・

 誰でもストレスはイヤなもの

 私はストレスがたまると胃に来る。

 脳から信号が送られてくるのか?


 先日ちょっとしたことでイヤな思いをした。

 親切にしたつもりが

 相手にとってそうでない場合もある。

 親しき仲にも礼儀あり・・・

 いろいろな人がいて成り立っている世の中。

 


 どんな生徒に対しても同じように接してきた

 大人社会でもそうしたいと思ってきた

 が

 難しい・・・

 長生大学にデビューした時から

 極力余計なことは言わないようにしている・・・

 じっと我慢の子。


 いろいろな場面でぴしゃりと強く言う人がいる

 言われた人は傷つく

 が

 言った本人は気がつかない・・・。

 そういう人はやはり敬遠される・・・

 人が集まるところでは必ず起こる現象。

 大人社会でも子供のいじめのような縮図を作りあげている

 60年以上も生きているのに

 人間って悲しい動物だ。

 先日も

 そんなことがあった。

 私の知らないところで・・・。

 偶然彼女の悲しみに触れた。

 利口な人なので立ち上がりも早いと思うが・・・

 人と接すると必ず起こる摩擦

 避けては通れない

 でもそのストレスを解消してくれるのも又仲間である。

 傷ついた心を癒してくれるのも仲間である・・・。


 そんな皆と大きな声で唄っている時が

 一番楽しい・・・。


 

 

 

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