何のとりえもない・・・得意なものが何もないという生徒ラヴォスが、ラヴォス学園にいました。
皆から「ひっそりラヴォス」と呼ばれてます。
ひっそりラヴォスは、読書はまあまあ好きだけど、乙女ラヴォスのように物語を作れるわけではなく、ただ、本の物語の世界にひたるだけ・・・
その後、現実に戻ると、なんだかとても空しさを感じるひっそりラヴォスでした。
ラヴォス学園でも、なんとなく「落ちこぼれ」っぽく、このまま学園にいるよりも、地中に潜って寝て暮らすほうが、自分にあっているのではと悩んでます。
それに目立たない自分が学園にこなくなっても、誰も気に止めないでしょう。
そんなひっそりラヴォスは、ラヴォス先生に「休学届け」を出しました。
ラヴォス先生としては、やはり残念に思いましたが、ひっそりラヴォスの決心は固いようです。
ラヴォス先生は悩みました。
無理に学園にとどめておいても、ひっそりラヴォスのためになるかどうか・・・
地中で寝て暮らすのが本来のラヴォスの姿でもあり、休むことは必ずしも悪いことではないのです。
ラヴォス先生は、ひっそりラヴォスの「休学届け」をいちおう受け取りました。
でも・・・もしも、また気が向いたら、学園に戻ってきて欲しいと、ひっそりラヴォスに伝えます。
その日・・・
生徒ラヴォスたちの、自由時間に作り上げたものや、研究したものについての発表会の授業がありました。
ひっそりラヴォスの受ける最後の授業です。この授業が終わったら、休学し、地中にひきこもろうと思ってました。
が、その発表会では、乙女ラヴォスが新作の物語を披露しました。
それは「何のとりえもない平々凡々としたラヴォス」が主人公で、事件に巻き込まれ、冒険をするお話です。
なのに、物語は途中までしか発表されず、続きはまた今度ということになりました。
ひっそりラヴォスは続きが気になってたまりません。最後はどうなるのかしら?・・・地中にひきこもる前にぜひ教えて欲しい、と乙女ラヴォスに頼みました。
けれど・・・なんということでしょう。乙女ラヴォスはまだ最後どうなるのか考えてないというのです。
そして、ひっそりラヴォスは乙女ラヴォスから逆に聞かれてしまいました。主人公はどういうふうになってほしいか、と。
もちろん・・・ハッピーエンドがいいに決まってます。
ひっそりラヴォスは、自分と同じような主人公に、とても共感しているのです。
そのことを伝えると、乙女ラヴォスはなぜかお礼を言ってきました。
乙女ラヴォスは、ひっそりラヴォスの感想に勇気づけられた、というのです。
これまで、物語の主人公は、華やかで、なにかしら飛びぬけた能力があるラヴォスが多かったのですが、今回は「平凡なラヴォス」を主人公にしてみたため、もしかしたら面白くないのではと、乙女ラヴォスは心配してました。
でも、ひっそりラヴォスが主人公を気に入ってくれて、乙女ラヴォスは不安になっていた分、とても嬉しかったのです。
こんな自分の感想が、乙女ラヴォスを勇気づけたとは・・・もっと、乙女ラヴォスを応援したい気持ちになりました。
地中に引きこもっている場合ではありません。せめて、乙女ラヴォスの物語の完成まで見守りたいと、ひっそりラヴォスは思いました。
ひっそりラヴォスは、休学届けを撤回しました。
ラヴォス先生も喜んでくれました。
乙女ラヴォスの物語を応援するため、とはいえ・・・ひっそりラヴォスは、なんだか自分も勇気付けられた思いです。
自分もなにか物語や本に携わることをしてみたくなりました。
自分にできそうなことは何か・・・一生懸命考えます。
こうして・・・
ひっそりラヴォスは、いつか・・・乙女ラヴォスやほかの作家ラヴォスたちの書いた本を集め、ラヴォス図書館を作りたいという目的を抱くようになりました。大きな目標です。地中に引きこもるのは、だいぶ先になりそうです。
そう、引きこもるのは、いつだってできるのです。そのうち、またいろいろやりたいことがでてくるかもしれません。
ひっそりラヴォスは自分自身の夢を持つことによって・・・自分自身を応援できるようになりました。
乙女ラヴォスとも友達になれました。
そんなひっそりラヴォスは、乙女ラヴォスに、自分の夢を打ち明けます。
ラヴォス図書館の計画・・・同じく物語好きな乙女ラヴォスにとっても、素晴らしいことです。
乙女ラヴォスは、素敵な夢をもつひっそりラヴォスを応援します。
ほかにも、きっと応援してくれるラヴォスがいるでしょう。
ひっそりラヴォスの人生はこれからです。
皆から「ひっそりラヴォス」と呼ばれてます。
ひっそりラヴォスは、読書はまあまあ好きだけど、乙女ラヴォスのように物語を作れるわけではなく、ただ、本の物語の世界にひたるだけ・・・
その後、現実に戻ると、なんだかとても空しさを感じるひっそりラヴォスでした。
ラヴォス学園でも、なんとなく「落ちこぼれ」っぽく、このまま学園にいるよりも、地中に潜って寝て暮らすほうが、自分にあっているのではと悩んでます。
それに目立たない自分が学園にこなくなっても、誰も気に止めないでしょう。
そんなひっそりラヴォスは、ラヴォス先生に「休学届け」を出しました。
ラヴォス先生としては、やはり残念に思いましたが、ひっそりラヴォスの決心は固いようです。
ラヴォス先生は悩みました。
無理に学園にとどめておいても、ひっそりラヴォスのためになるかどうか・・・
地中で寝て暮らすのが本来のラヴォスの姿でもあり、休むことは必ずしも悪いことではないのです。
ラヴォス先生は、ひっそりラヴォスの「休学届け」をいちおう受け取りました。
でも・・・もしも、また気が向いたら、学園に戻ってきて欲しいと、ひっそりラヴォスに伝えます。
その日・・・
生徒ラヴォスたちの、自由時間に作り上げたものや、研究したものについての発表会の授業がありました。
ひっそりラヴォスの受ける最後の授業です。この授業が終わったら、休学し、地中にひきこもろうと思ってました。
が、その発表会では、乙女ラヴォスが新作の物語を披露しました。
それは「何のとりえもない平々凡々としたラヴォス」が主人公で、事件に巻き込まれ、冒険をするお話です。
なのに、物語は途中までしか発表されず、続きはまた今度ということになりました。
ひっそりラヴォスは続きが気になってたまりません。最後はどうなるのかしら?・・・地中にひきこもる前にぜひ教えて欲しい、と乙女ラヴォスに頼みました。
けれど・・・なんということでしょう。乙女ラヴォスはまだ最後どうなるのか考えてないというのです。
そして、ひっそりラヴォスは乙女ラヴォスから逆に聞かれてしまいました。主人公はどういうふうになってほしいか、と。
もちろん・・・ハッピーエンドがいいに決まってます。
ひっそりラヴォスは、自分と同じような主人公に、とても共感しているのです。
そのことを伝えると、乙女ラヴォスはなぜかお礼を言ってきました。
乙女ラヴォスは、ひっそりラヴォスの感想に勇気づけられた、というのです。
これまで、物語の主人公は、華やかで、なにかしら飛びぬけた能力があるラヴォスが多かったのですが、今回は「平凡なラヴォス」を主人公にしてみたため、もしかしたら面白くないのではと、乙女ラヴォスは心配してました。
でも、ひっそりラヴォスが主人公を気に入ってくれて、乙女ラヴォスは不安になっていた分、とても嬉しかったのです。
こんな自分の感想が、乙女ラヴォスを勇気づけたとは・・・もっと、乙女ラヴォスを応援したい気持ちになりました。
地中に引きこもっている場合ではありません。せめて、乙女ラヴォスの物語の完成まで見守りたいと、ひっそりラヴォスは思いました。
ひっそりラヴォスは、休学届けを撤回しました。
ラヴォス先生も喜んでくれました。
乙女ラヴォスの物語を応援するため、とはいえ・・・ひっそりラヴォスは、なんだか自分も勇気付けられた思いです。
自分もなにか物語や本に携わることをしてみたくなりました。
自分にできそうなことは何か・・・一生懸命考えます。
こうして・・・
ひっそりラヴォスは、いつか・・・乙女ラヴォスやほかの作家ラヴォスたちの書いた本を集め、ラヴォス図書館を作りたいという目的を抱くようになりました。大きな目標です。地中に引きこもるのは、だいぶ先になりそうです。
そう、引きこもるのは、いつだってできるのです。そのうち、またいろいろやりたいことがでてくるかもしれません。
ひっそりラヴォスは自分自身の夢を持つことによって・・・自分自身を応援できるようになりました。
乙女ラヴォスとも友達になれました。
そんなひっそりラヴォスは、乙女ラヴォスに、自分の夢を打ち明けます。
ラヴォス図書館の計画・・・同じく物語好きな乙女ラヴォスにとっても、素晴らしいことです。
乙女ラヴォスは、素敵な夢をもつひっそりラヴォスを応援します。
ほかにも、きっと応援してくれるラヴォスがいるでしょう。
ひっそりラヴォスの人生はこれからです。
いやあ、だって、ドロドロ複雑ラヴォスなんて見たくありませんっ
悩みもシンプルに解決です。
解決できなきゃ、地中に潜って寝て暮らせばいいのだから、気楽です。なので、平和なのでしょう。
きっとラヴォスは元々平和な生き物で、ラヴォスの体系がシンプルなように、思考も単純なのかもと思ったりしました
ドロドロ複雑になると単純で少ない脳の容量がキャリーオーバーになり地中に潜って寝てしまうのかもしれないと想像してしまいました。
励みになります。
そうそう、クロノトリガーでのラヴォスは、野心も憎しみもなく、ただ本能のままに行動していたという感じですよね。
地中で星に住むあらゆる生命の遺伝子を獲得しながら、
寝て暮らし、
遺伝子を獲得し終え、目覚め、世界を破壊し・・・
(ちなみに、世界を破壊したのは、そのあとで、ラヴォスが産んだであろう幼体プチラヴォスが、ほかの生命体に攻撃されないよう、プチラヴォスにとって強敵になりうる人間をできるだけ排除したかったから、という説がありますよね^^)
また宇宙へ飛び立ってしまったようですから・・・
いずれ、そのプチラヴォスも、ある程度成長すれば宇宙へとびたち、ほかの星に寄生しつつ寝て暮らすのでしょう^^
とてもシンプルな生き方です。