「丸い」のがお好きなラヴォスたち

ラヴォス村のラヴォスたちは「丸いもの」「丸っこいもの」をこよなく愛します。心惹かれます。

なので・・・
のけぞりながら丸いお腹を強調させて震わせながら踊りをするパッション・ラヴォスや、尻尾の爪先立ちをして丸いお腹を際立たせる踊りをするプリマ・ラヴォスに興奮するのです。

あふれる生命感を思わせる丸いお腹の躍動感ある動きをされたら、もうたまりません。


では、なぜ、ラヴォスたちは、「丸っこいもの」に心を惹かれるのか・・・


そう・・・この星に居つくまで、ラヴォスは果てしなく広い宇宙を旅していたのです・・・

ラヴォス村のラヴォスたちの先祖・・・元祖ラヴォスも、寄生する星を見つけるまで、宇宙を彷徨う生き方をしていました。

でも、寄生できるような生命あふれる星は、ごくごくわずかです。寄生できるような星を見つけられずに、宇宙の中をただただ彷徨うだけのラヴォスたちも大勢いました。

暗くて寒い宇宙の中で、きらめく美しい星を見つけたとき、ラヴォスの心は躍ります。

とりあえず、その星を目指します。

星はみんな丸い形をしてます。
もちろん、星の近くにくれば、ちょっとでこぼこしているのが分かりますが、全体的に「丸」であることに変わりはありません。

そして、その星が生命のあふれる星だったら・・・それはもう奇跡なのです。

ああ、その丸くて、生命あふれる星は、なんと美しいことでしょう。
ラヴォスにとって「生命の息吹が感じられる丸い星」と出会うのは、とっても確率の低い、奇跡的なことなのです。

・・・「丸い星」に引き寄せられるラヴォスの本能・・・

なので、ラヴォスは「丸いもの」が大好きなのです。生命あふれる丸いものに心躍るのです。


そして、ラヴォスは、このような生命あふれる星が、この広い宇宙の中で、いかに希少で貴重な存在であることを本能的に知ってます。
広い宇宙の中で、そんな星を見つけるのは至難の業なのですから。

だから、宇宙の旅をやめ、自然豊かな生命あふれる星に居つくことにしたラヴォスたちは、星の自然をとてもとても大事にします。
ありがたく星の恵みを享受し、豊かな生活を始めたのでした。