ラヴォス、メイクアップ！

ラヴォスたちの間でお化粧が流行ってます♪

ひっそりラヴォスも、メスなのかオスなのか、いまいち分からないのですが（無性かもしれません）、ちょっとお化粧をしてみたくなりました。
いえ、でも・・・どうせお化粧したってタカが知れているかもしれません。

そう、ひっそりラヴォスは「お口」にコンプレックスを持っていました。
ちょっと平面的で、膨らみに欠け、ペタンとした感じのお口です。人間で言うのならば「鼻ぺちゃ」「平たいお顔」という感じでしょうか。

ひっそりラヴォスが憧れるお口は、プックリと膨らみのあるお口です。

そんなひっそりラヴォスの小さな悩みを、ファッション・ラヴォスのお化粧講座が解決してくれました。

お口の淵を濃い目の色の口紅を塗り、中央に行くに従って、薄くしていくのです。

そうすると・・・ああ、なんということでしょう。
お口が「立体的」に、膨らみがあるように見えるではありませんか。

そんなわけで、ひっそりラヴォスも、ひっそりとお化粧を楽しむようになりました。

同じくラヴォスおばさんも、ひっそりとお化粧を楽しみますが、
ただ、お料理の味見をするとき、お化粧したお口では、なんとなく味見しにくいので、ほんとうに「たまに」しかお化粧はしません。

そんなラヴォスおばさんのお化粧した姿を、ラヴォス坊やは見てしまい、ラヴォス坊やはちょっとショックを受けたようです。
なんだかラヴォスおばさんらしくないというか、見てはいけないものを見てしまったというか・・・

でもラヴォスおばさんだってメスなのです。
たまにはお化粧をしてみたいのです。

その「ごくたまに」ラヴォスおばさんがお化粧をした姿を、ラヴォス坊やは見てしまったのだから、運が悪いのです。いえ、めずらしいものを見たということで、運がいいのかもしれません。

この頃には、芸術志向のラヴォスたちが、ただ塗るだけでなく、模様を描いたりして楽しんだりしていました。お化粧はもはやアートなのです。
でも、これは一部のラヴォスたちのことです。

パッション・ラヴォスはショッキングピンクなどの濃い色でお化粧しますが、その化粧は「ケバい」ということで、一般のラヴォスたちの受けはあまり良くないようです。
やはりラヴォスの世界でも一般的には「ほんのり薄化粧」が受けるようです。