この安寧陵の写真ですが、「此処からは昭和12年頃の世相は何も見えない。」と書いたのですが、それはうかつでした。先ず、その写真の掲載されている本を見てください。
です。次に、これはこの記念帖に記載されている序文ですが、これもどうぞ!!!!!
ここに書かれている文章を読んで驚きました。昭和12年です。「支那事変」が起きた年の4月に出版された本です。それを見ると、その写真そのものの中には見えない世相が、本そのものの中に相当強く描き出されております。其の文章です。
“・・・皇統天地と共に肇り連綿として窮無く、建国の悠久なること万国に秀で て・・・・・・・臣子たる者敬始尊本の念・・・”
と。
「何と厳めしい言葉が並んでいることよ!!」と、驚きながら読みました。この人が「欠史八代」なんて言葉を聞こうものなら何と云うでしょうかね???
「もし、この本が今の世に出たとしたら世間はどう反応するのでしょうかね。名古屋辺はどうでしょうかね???」
と云う思いで久しぶりにこの本を捲ってみた感想を書いてみました。
時代の変遷と云うか、人の世の流れと云うか、先日の台風19号をも含めてこの世の中は「複雑怪奇」としか言いようのないものなのでしょうか?????。
それにしても災害に遭われた多くの人達の早い復興は願わずにはおれ、おられ?????ません。