色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

9 コニャックジェイ美術館 2015年

2015年10月04日 03時11分40秒 | 海外旅行・フランス
コニャックジェイ美術館




帰国後、有名ガイドブックの本のパリ2015年版
を見ると
カルナヴァレ博物館 7.5ユーロ
ドノン館(コニャックジェイ美術館)
無料(特別展のみ有料)
と書かれているので情報が逆のようだ。
行かれる方は一つの情報を信じずに幾つかの場所で情報収集しておくと良さそう



カルナヴァレ博物館から徒歩ですぐ。

外観は全く目立たずにわかりにくい感じ。おそらく日本人にもそんなに知られていないんじゃないかと思う。

ガイドブック、ルルブ、パリの歩き方では
ドノン館と表示されている。

が、わかりにくい建物に小さく表記されたのは
フランス語で
コニャックジェイ と書かれているので注意←そもそもココにくるマニアックな方は既に何かしらの予備知識を持ってる方と思われるので大丈夫そうだが念のため。



ここでもアジア人は自分以外いなかった。




こちらは有料。6€か7€くらいだった。

無料のカルナヴァレ博物館はみなさん、無料なのに最高に素敵な笑顔で優しかったが
有料のこちらは特に愛想はない。が、モノを投げつけてくるだとか、そういった事は無かったので
気にしていないが、わかりにくいだとか言って、とりあえず中がわかりにくかった。

こちらも貴族の古い家を美術館にしたのでアットホームな感じだが 
歩くたびにギシッギシ!! ミシミシっ!!!と床がきしむのだ。
私みたいな埃みたいに小さい小者でもこんなだ、巨大な体格の人なら床が抜けるんじゃないかとか思った。

中は狭く、なんだかよく分からないが団体さんがいらして先に進めない とか色々あった。
まず最初に見えたのは・・・
デュ・バリー夫人!!!この絵、ここにいらしたんですかー!!てっきりヴェルサイユ宮殿かと勝手に思い込んでいた
でも21年前に購入した本にはヴェルサイユ宮殿蔵となっていたから その後こちらに買い取られたのかも。


ティーセット




その部屋を見たら他、もう何もない様な気がして、もう一つの部屋は団体がふさぐ。

仕方がなく団体の跡にぴったりついて行ってみるもその先があるでもなく・・・
中国的な・・・



これ



こんな感じだった。
え・・・ここはこれだけ?6€なのに???と思い うろうろすると階段発見!しかし公開してる雰囲気も無く・・・
係り員のマダムに聞こうとするもマダムに話しかける人物一人・・・

この方、どうも少しおかしい感じだとずっと思っていたがその方がマダムに話しかけるんで、やはり少しおかしいようでマダム
ウンザリ不機嫌顔。もともと愛想が無いから余計に。

例の方が去ったので シカトされるの覚悟で
階段登っていいか聞くと 「ウィ」とかえって来た。マダムの気が変らないうちにさっさとGO!!

にゃーーーー!!!

髪形がはハイセンスすぎて私にはよくわからない



フランソワ・ブーシェの天使たち登場!!!子ヤギにお花やリボンをつけてお洒落させている


ブーシェは大好きなのだっ
階を上がるといよいよ私の好きな世界っ

美女たちの肖像画が


犬もいて可愛い



床の写真を撮る夫婦に気付き下を見るとカーペットが・・・



焼き物


燭台


とっても好みな置物たち



またまた凄い帽子の登場


麗しの美女たち






ルイ15世の娘

可愛いです。ベルばらではマリーアントワネット、ルイ16世のおば様方として
お年を召した姿で活躍。 デュ・バリー夫人を蛇かカエルの様に嫌ってらっしゃったおば様方の一人。

アルテミスに扮している?





とっても可愛らしいブーシェの作品がっ!!!
「音楽のレッスン」



こちらも花咲くような色彩の中の癒し系3点

アモルとプシュケがっ!!まさかこんな所でお目に描かれるとはっ!!!


こちらもブーシェ作のアルテミス

有名なブーシェのアルテミスの水浴びはルーヴル美術館ですが去年何度探しても見つけられませんでした。

コニャックジェイ美術館の当初の目的は マリーアントワネットの肖像画の付いた煙草入れ
結局発見でしず・・・

こんな燭台が部屋に欲しい・・・

ブーシェの娘




天蓋ベッド

グルーズの絵画が連なる
さすがにこれは熱心に写真を撮っている方も!




一通り満足して美術館を出ると ななんと!!ゲリラ豪雨のような土砂降り!!!
折りたたみ傘は持参しているが・・・まさにあのカルナヴァレ博物館の雨の女性の絵のみを写真に収めた
それを思い出す・・・

仕方がないので傘をさして目的のローアン大司教の邸宅の方へ行く。すぐ近くだが・・・
道も狭い、雨を気にして歩きも遅いし視界も悪い、男性にぶつかり相手「パルドン!!」と言ってるのに
自分は「ソーリー!!」言って誠意がない←そのらいはフランス語で言えよと内心思いつつも若干この状況に軽くパニックになっているようだった。
例の物件はあったが狭い道に日本人が三人もまとまっていたのでもうこの場から写真を撮るだけにした。



この近くに昨年から狙っていた
LA SHAMBRE AUX CONFITURES
ラ シャンブル・オ・コンフィチュール
小さい店構えで名前の通り、壁中にコンフィチュールの瓶が並べられ圧巻だった
ミュゼ・ド・コンフィチュールでもいいんじゃないか

大雨で濡れた傘を持って店内に入ると感じのイイ
チャーミングなお姉さんが来てくれて 傘は入口に立てかけておいていいと・・・。
何をお探しですか?と親切に色々聞いたりしてくれて
途中言葉がわからず、売り切れの物か取扱いしてないのか とりあえず無いらしいのだが
それが理解できなかったり

困った部分もあったが 優しい韓国人が助けてくれて無事購入!!

友達にと思っていたフランボワーズとシャンパンの物


しかしここを出ると すさまじい雨に 傘を蓑のようにしてザーーーーっと飛び出して行ったが・・・ふと止まると
方向が逆!また元の道を戻って行ったが

雨で傘を防ぐ、道が狭く車も人もいる、小学校が終わったらしく子供が沢山出てきた
水が跳ねる、コンフィチュールの袋やバックを濡れないようにとかばう・・・

そんなことに気を取られ 気が付くと景色が全く見たことも無い場所にいた!!

あれ・・????どういうルートで来たっけ???

なんと、雨を防ぎ水に気をとられるあまり景色を全く見ず、ひたすら歩いてきたらしいのだ。

なにか目印になる物はないか と周りを見るが全く知らない地。

どれだけ歩いたっけ、どっちの方角に来た・・・?
一度カルナヴァレ博物館に戻るようなルートで歩くつもりで出てきたのだが・・・もうとてもそんな気配はないしかなりの距離を歩いてる

とりあえずこのまま進んでみよう こちの方角と思って歩いたんだからどこか何か見えてくるだろうと・・・
とりあえずバスティーユの記念碑でも何かしら見えないかと そのままただまっすぐ、絶対道を曲がったりしないようにして直進していく・・・と
川に出た!

セーヌ川だ!!!
どうやら
ローアンの邸宅とコンフィチュールのお店の道
ヴィエイユ・タンプル通りをすぐブルジョワ通りに曲がるとカルナヴァレ博物館やヴォージュ広場なのだが
曲がらずにずっとまっすぐセーヌ川へひたすらまっすぐ歩いていたらしい。

サンルイ島へ直進コースを来ていたのだ。

それならそのまま橋を渡ればサンルイ島なのでベルティヨンのサロン・ド・テへ行こう!
念願のメルバを!!!と
サンルイ島に直進し サンルイ島はもうストリートビューなども去年見たっきりだったが
そうそう複雑な道順はなかったはずなので中心も大きな道路を歩きピローヌも通りベルティヨン発見!

しかし、普段は行列のテイクアウェイの場所も大雨で人は並んでおらず
逆に サロン・ド・テが雨宿りか人が沢山!
店の外で若いアジア人が数人、写真を撮っていて、彼女らは順番待ちの人かな?ならかなり待たされそうだと

もはやここまで来ておいて 大雨に先ほど迷ったことでの精神的負担も重なり、それに足の痛みがかなり来ている。
心身共にぐったりで今日はもう帰ろう!と思ってしまう。

再び歩き出すがここからオペラ座を抜けた先へ歩く事を思うと とてつもなくしんどい。
雨のせいで相当ペースダウンしており
歩きで人に抜かされるようなありさま。

なんか・・・もう、メトロ乗りたい・・・!

と思う。メトロ、何かいい駅は無いか・・・大きいと人も多くスリも沢山いる
乗り換えがあるのも怖いしまず切符も買ったことが無いので手間取りそう、人の少なそうな駅は・・・

と目の前にポンマリー駅が! お、これはホテル前の駅へ直結する路線だ!これに乗ってしまおう!ジャックジュナンは明日でもいいや!
と恐る恐るメトロの階段を下りて行く。

自販機を見つけ 購入しようとすると後ろから男性が来たので 無言の笑みでお先にどうぞとしめし、譲る。
自販機は英語もあり、何となく英語を押したが 結局カルネなどメトロの主要名所みたいなのはフランス語でしか覚えていない為結局、逆にわからなくなってしまい
フランス語で無事購入。

メトロは人が少なく流石にこれではスリも働けないだろうと 変な人はいなかったが
電車に乗ると 大きめの駅でギター持った人が乗ってきて歌いだした。
ヤバイ!金を要求するやつだな と絶対目を合わせないように顔を逸らす。

無事に目的地へ到着。外に出ると雨も上がっていた。
今すぐホテルに帰りたいが、ひどく喉が渇いていていまにも張り付きそうなくらいだ。

ピラミッドでお降りてモノプリに行けばよかった、いや、もうそれだけの体力も無い、しかしこのまま帰れない、飲むものが・・・なんて気づくとホテル通り過ぎてる!!!


で、目の前にお店があった。モノプリと感じが違うが飲料水が買えそうなので入る。
ここで水発見。炭酸と炭酸なしの見分け表示なんか覚えてこなかったがまあ、いいやと適当に選び、ジュースもリンゴに決め

レジに。レジは2人の男女が居て 男はアジア人ではないが愛想は無く、ラスプーチンみたいな男性だった。
女性は韓国人のよう。特に愛想がいいわけでもなく何も言わない、ニコリともしない。
 いや、外国で愛想の良さを求めるのが間違いなのだが そうは言われていても どこにいってもフランス人は爽やかに笑いかけて来る人がほとんどだったから

彼女からジュースと水を買うと礼も言わずにお店を出た。
水は炭酸だったが購入した林檎のジュースに入れると炭酸ジュースになって美味しい
あれ、林檎・・・これドイツ語?



購入したコンフィチュールの袋はやはり雨に濡れて豪快に破れていた。それでも気を付けて持っていたので中身が落ちることは無かったが
少し危なかった


今にも倒れ込んで寝たい気分だが ここから数日食べるものが無い 予定では初日到着したらモノプリに買い出しに行く予定だったがもう眠気に対抗できずで
諦めた。今買いに行かないと!!!と 重い体を起こし上げて最後の力振り絞るようにして
ポシェットだけを持って出かける。

コートの下にポシェット隠し手ぶらを装う

モノプリでバターを買いたかったがかごがわからず手に持ち切れる範囲で紅茶とチーズを買ったらもういっぱいで・・・
レジを見る
愛想のない感じの人は避けたかったがもうここ人の少なめの場所でいいや!と並ぶ。
フランスのスーパーでーで愛想を求めるほうがおかしいが それでも怖く無い方を・・・とか考えてしまう。

レジには日本人夫婦らしき人が買い物中で バターを買っているがその数がとてつもない。
店中のバターを買いこんでないか?何にするんだ、転売目的か?ってほどの途方もない量に
レジのおじさんも不機嫌そうな顔で 
まだあんのかよ、なんなんだよ

って顔をしているが、私の顔もきっとそんな感じでウンザリ顔。全然終わらないのだ。バターが多すぎて!

そりゃ、おじさんも不機嫌だわな

なんて思ってると私の後ろの人がどこかからか商品を前後の人と区切るアレをヒョイっと取って私との間に区切りを作った。

しまった!!!外国ではこれをやらないといけないんだった!!!!バターに気をとられたのと、場所がわからなくてやらなかった!!!
後ろの人にお礼を言ったら 気にしてないよ!と笑ってくれた

フランス人優しい人多いなあ・・・パリに優しい人はいねえ!と昔散々言われてたが本当にそうなのかと思うほど
日本人以上に笑顔をみせてくれる

やっとバター星人が買い物が終わり 自分の番をまつ 袋はスタンバイ!
終わった商品をスピーディーに自分の袋に投げ込まなくてはいけない。レジおじさんの機嫌が悪化しないように・・・
なんて空気読む、人の機嫌をうかがうのはやはり日本人の性か・・・

余計な詮索もよそにバター星人で不機嫌なレジおじさん 私になったら切り替わって
「コンニチハ」と笑顔を向ける。

あれ・・・?やはり噂と違うぞフランス人・・・。
本当に昔 愛想悪くて怖いとか言われてきた人たちなのか?と疑うくらいだ。
その後の店員の方々もみんな・・・。

しかし買い物を終えて外に出ると再び大雨!!!
今度は傘なし。
走って帰りたいが人も多く道も狭くで抜かせない、信号も多いから停められる。
車も来るから信号無視もできない。

ホテルの私の部屋は5階 日本でいう6階。スーツケースを持ってチェックインした初日以外は ここのらせん階段で6階まで駆けあがていたが今回も相変わらず
階段駆け上がる

頭からドブネズミのごとく濡れネズミ

汗もびっしょり

足の方は靴擦れをしていて中々に凄いことに。
皮がつけてしまっている。

またキツめの靴で
指の爪が隣の指に突き刺さり食い込んいて
なかなかの刺し傷に靴の中は血まみれ。

どうりで足の痛み方がさすがに異常だとは思ったがなるほど納得。

さて、ジャックジュナンに行きたいのだが…
最寄駅から一本で行ける場所。
ここらで我慢して気力振り絞って行けばよかったと何度も後悔したが…

どうしてもバスティーユ側から回っていきたい
バスティーユの5号線ホームのバスティーユ牢獄の残りが見たいのだ。
そうするとさっききた路線を戻ることになる、面倒くさい。
近い側から一本で行けばいいのだが
土曜にしてしまおうとか考えしまう。
そこでお土産にマンゴーキャラメルやらを買いたかったのに
諦めてしまう糞人間。

ルーヴル美術館もの日は夜間まで空いている。
ここにも行く予定だったが
結局行かないダメすぎる自分!

自分、諦めが良すぎるような
悪いような微妙な人間だ
…それに明日は朝早く出発するので毎晩シャワー浴びる前に眠くて眠くて

21時くらいに猛烈な眠さに襲わらる
早くシャワー浴びて寝たいが
ちょっと15分だけ寝ちゃえ、あともう15分だけ、あと…なんてやって3時間くらい寝てしまう
それからお風呂が面倒だが、それで結局寝るのが遅くなるのだ

しかし昨日はもう汗びっしょりに雨でびっしょり!

とりあえずもうはやくシャワー浴びたいと 浴室に直行
傘を干す


この日のチケット
左上がコニャックジェイ美術館 右は無料だけどチケットは渡されたカルナヴァレ博物館
左下メトロのチケット。10枚買った、その使い終わった1枚、写真撮るために持ち帰った。右下はバス。何気にカラフルで可愛い



モノプリで購入した物

このチーズはその後滞在中の夕食。
東京でも1500円でカエルがここでは2€代と安い
とっても美味しい。もっと買えばよかった




苺タルト、ブルーベリーマフィン、洋ナシチョコのリプトン紅茶
コンフィチュールは割れ物を考えて持参したお菓子の箱やらに入れ厳重に・・・




この日は久々に早く寝ることができた。
22時半頃。

早く寝れたので翌朝は4時頃目が覚めた。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。