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色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

ドイツ1・ライン川クルーズ

2014年08月17日 21時03分47秒 | 海外旅行・ドイツ
2014年8月8日

前回までのあらすじ

成田発 フランクフルト行きの飛行機で後ろの席のドイツ人ラグビー部員(みたいな体格の子供)2人に12時間どつかれまくったのだ。


12時間のフライト一睡もすることなく
エコノミー症候群の恐怖と戦い長い初フライトの末、フランクフルト到着!

ここでツアー客と合流。一人参加は自分のみ。
他は夫婦、子連れ家族のみ。
皆さんエコノミーだが
でも裕福層の方々で品がある。

 「海外はよく行かれるの?」
とよく聞かれた。

さすがは裕福層は聞いてくることが違う。なんだか 響きがお洒落だ。

そう、彼らは色んな所に旅行している
海外常連者だ。

今回が初めてだと答えるたびに皆さん大変驚かれていた。

ついでに
始めてで一人でヨーロッパなんて度胸ある
とも言っておられた。

もちろんツアーでなければ絶対行かないだろう…。


それにしても

「海外はよく行かれるの?」品の感じる質問

食事の際の相席などで話しかけるには良い内容だと思った。

ので、
私はツアーの方と始めて会話する際にはバカの一つ覚えのようにこの質問を仕掛けたものだ。


ツアーの皆さんは私のような貧困民一匹の乱入にも
余裕があり、優しく接してくださる。
裕福層は違う!

しかも知的で
先生をしている方がかなり多かった。

声をかけてきてくれた上品だけど可愛らしい まさに上流階層的な服装の
素敵な可愛らしい若い女性にも
バカの一つ憶え
「海外にはよく来られるんですか?」
を少し変化させ
「ドイツにはよく来られるんですか?」
と自分なりにがんばって定型質問にならないように変化させたつもり(ほぼ変化ない)

「3度目です」との回答。
「すげぇえええけ!!!かっこいいいいい!!!」

と、叫んでしまった。


小学生の可愛らしいお嬢さんにも
食事での同席の際に
バカの一つ覚え
「海外にはよく来るの?」
と話しかけて見た。

いや、もうそれしか言葉を知らないのだ。
「たまに…。」と。

おおおおおお!!!!かっけぇぇええ!!
上流階層の小学生のお嬢さんは違う!
「たまに…」
こんな事言ってみたい!






*とこの先、クルージングの記事何文章が消えてしまい、もう面倒なので説明の無いところはそのまま写真のみ載せます(おい)

フランクフルト到着

初の海外、入国審査で目の青いドイツ人の瞳にビビりまくる私。
でも何一つ聞かれなかった。

空港の外に出ると全く暑さを感じない、快適!
8月8日 16時台。日本の関東なら昼間に外に立ち尽くしているだけでも熱中症で死にかけるだろうに。

空港近くのホテル。
市街地から少し離れ
実はレーマー広場に行きたかったのだがホテルに着いたらクラっと倒れそうになる。

前日3時起きなのに2時間も寝てない感じで結局フライト12時間も寝ていなくて
25時間起きていたことになる。眠さは感じないが限界だったのだろう。
もう若くないのだな・・・

ホテル



翌朝
到着時に空港で購入したプレッツェルを朝食にする。

初めての外国での会話。
プレッツェルを一つ・・・これをドイツ語で買ってみよう!!!

と覚えた「ダス ビッテ!(これください)」(発音ちがうけど)を言おうと思い
プレッツェルを人差し指で指差した瞬間
お店のドイツ美女、私が声を発する前にその指差したものを一つ パっと取り袋に入れて
ニコリと渡してきた!

・・・言葉話せなくても大丈夫そうだな・・・ここは・・・。



出発ギリギリで買ったサングラスだがドイツに来てこの初日に初めてつけてみると・・・大きする。落ちてくる
頭に乗せるといい感じだがすぐ落ちてしまう



集合時間にホテルを出る。と
半袖の腕にそよ風が・・・寒っ!!!?
真夏でもドイツ、パリは朝晩は気温が下がると聞いてはいたが
まさがガチで 朝とは言え8時台に半袖でそよ風寒さがあるとは・・・!これが北緯50度超えの世界・・・!

バスに乗りこむとライン川クルーズ。まずはリューデスハイムへ。


つぐみ横丁
お土産屋さんがちょうど眼の前でシャッターが上がっていく






街並みを一周してみる
この朝早い時間うろつくのは日本人のみ。
他の日本人観光客しかいない。
まだ自分と同じツアーの人の顔もわからないので他日本人ツアーについて行きそうになり危険!





お菓子屋さん
変なお菓子が売っている






青いのはポスト

後ろはケーテウォルファルト










ライン川 川辺にはブラックベリーが沢山!


船に乗り込むととりあえず座席を陣取る
  
と、やはり雨が降り始める。撤退する人、少し頑張る人など色々

ネズミの塔は修復中の為最初、それとは気づかなかった。

それでは 素敵な税金取り立て城クルージング!!!
雨が強くなる。
雨と風で寒く体がガタガタと震える。

これからライン川クルーズされる予定の方は是非寒さの対策を!
天気の良い真夏なら良いと思いますが・・・

自分以外他の日本人親子と雨の中耐えて外に居たら晴れ間から虹が出てライン川に虹の架け橋が出来た。



それではとりあえず黙ってライン川の街並み写真だけを紹介



ラインシュタイン城
14世紀にはすでにあった税関用の城



ここにきて暴風豪雨。
なんだかよく見えない城一つ

その後はさすがに屋根のある狭い場所へ撤退。
その為写真も屋根が入り込んだりと 色々仕方のない状況に。

ゾーネック城
 悪名高い盗賊騎士の巣窟で焼き払われ再建を禁止されたが、
 1323年プファルツ侯爵がこの禁止令を無視 再建し始め、マインツ選帝侯に没収された。


ハイムブルク城
 1305年建てられ 1689年フランス軍により破壊される。
 その後私有化した為内部見学は不可。






シュタールエック城
 1142年 プファルツ侯爵のライン河畔における居城となり皇帝始多くの貴族が客となった
 1689年にはフランス軍侵攻の際 膨大な爆薬が貯蔵された

バッハラッハ
 ドイツ語とフランス語ではバッハッハと聞こえた。
 1000年以上の歴史を持つそうな。


好きなプファルツ城が登場した!
プファルツ城
 船の形をしている。他もそうだがプファルツ侯爵が通関税を押収するために建てた。




過ぎてしまった。もはや沢山いた酒飲んでいた太った白人おじさん連中も何もいない。雨でみんな撤退。
閑散とした船








これがローレライ。美しい女がいるとか、美しい場所だと思って期待している人はがっかりするただの岩場
世界三大ガッカリとも言われている。
・・・世界三大ガッカリとしての価値はある。と個人的に思う。

 
ここでローレライと言う有名な曲が流れる。
(若い世代は知らない曲。何歳までが知っているのか謎だが30代前半から下は皆知らないと言う。私も知らない。60代半ばの人は大抵知っていると言う)

だが実はここに女の像がひっそりあったりする。

ネコ城がみえてくるとザンクトゴアハウゼン。降りる場所。


たしかに猫の耳みたい。
 1371年 関税等として立てられ1700年にフランス兵によって破壊される。
 数億円かけて日本人が落札、倍の金額欠けて修復したようで現在はホテルに。



ラインフェルス城
13世紀に建てられ 1245年 ライン関税争いでライン都市連合軍に一年で約40回の攻撃
を受けても陥落することは無かったそうな。

ザンクトゴアハウゼン


ネズミの塔までバスで戻る
 簡単に言うと悪代官みたいな悪い奴がいたが最後ネズミに食い殺された。




*いそぎわかる部分のみ城の名前などを書いたが とにかく一度書いた物が消えて絶望の中 急いで書いた物で
城と名前が間違っている物もあるかもしれません。すみません。

つぐみ横丁でお昼の為クルーズしてきたところをドライブで戻る。先ほど雨で見えにくくなっていた城もこの時はっきりと見ることが出来た。
昼食
レストランのトイレに行くと二か所
片方はなんか薄暗いブルーのトイレ、もう片方は綺麗な暖かそうなピンク色のトイレ。
・・・日本人感覚ではやはりピンクが女、ブルーは男と思ってしまう。
しかしそういえばガイドブックに女は「D」と書いてある方
と書かれていた。しかしどうみても Dは薄暗いブルー。
向こうのが明るいピンク・・・でピンクの方を覗いてみた。
やはり男性がいる・・・

そんなわけで薄暗いブルーが女性トイレであった。
うーん・・・なるほど。

ドイツでは日本の常識、感覚は通用しない。
ドイツの温かみのある優しいピンクは男なのだ。



昼食

ライン川といえばラインヘッセンとか言うワインの名産地で辛口のフランケンワインが有名だったりすると
なにかで読んだ。
ぶどう畑がおおく、当然ぶどうジュースだって美味しい。
スープ


パンにつけて食べる様なのかドイツのスープは味が濃い。


カツレツ。柔らかい子牛の肉を叩いて薄くした物。
すごく柔らかかった。

デザートのアイスにはチョコに少しバルサミコが入っている。さすが葡萄の産地!!

初の海外旅行 一人でドイツ・スイス・パリツアー参加

2014年08月08日 09時38分01秒 | 海外旅行・ドイツ
始めての海外出発
(一人でツアー参加)

何もわからない初の海外
一人でツアー参加と言う状況

そんな海外初心者が初心者目線ならではの目線での旅行記です。

今や海外に行き慣れた人には
忘れてしまった新鮮な目線を思い出していただけると嬉しいです。
(初の時、こんな馬鹿じゃなかった!という反論が来そうだ)

ついに初海外
地元からバスで2時間で成田空港に到着!
はやっ!
2時間って私は30分くらいにしか感じないのです。

十数年、毎日、通学通勤に2時間電車乗ってるからでしょう

よくニュースで見る、まさに出国ラッシュに見舞われるだろう8月のお盆休み直前の8/8

しかし朝の7時につくとまだまだ人が少なく、広々としている。

私の乗るのはJAL。
バスを降りて空港に入った瞬間目の前にJALカウンターが
しかし朝早くてまだ人がいない。

11時台の便で出発
JALカウンターでの集合はま9時。

一人カウンター付近にいた女性に声を掛けると出発の2時間前の9時ころに来てくださいと。
まだ2時間ある。
その前にチェックインだか何か飛行機に乗る儀式をしておくといいと言われるけれど
何せ初の海外。
始めて鎖国時代を終えようとしている私、何だがよくわからない。

それがチェックインなのか違う儀式なのかもよくわからない。

ので、「初めてだからよくわからない」と言うと
あそこ行くとパスポート見せるだけで出来るよ
と言われ
イマイチよくわからないまま言われた場所へ並ぶ。

荷物も無事に預けたりと
とにかく一つの事をするにもドキドキドキドキ、もう落ち着かないっ!
こんな時、一人じゃなければ気も紛れるのに…しかし私の海外渡航は絶対1人だろう、他に一緒に行ってくれる人がいませんからっ!!!
いませんからっ!!!

一人ぼっちでいると とっても悲しい
そんな時こう言うの
鏡を見つめて
笑って笑って笑ってリフィ
泣きべそなんて さよなら


とトイレの鏡に向かってやっていたら周りから不審者とされ通報されそう

そんな自分もキモいのでトイレの個室に入って
100キンで買った鏡に
そばかす ないけど 気にしないわ
鼻ぺちゃ じゃないけど お気に入り

笑って~笑って~笑ってキャンディ~
泣きべそなんて、さよなら ね
ブツブツ言って歌った(怖いわっ!!!)

キャンディキャンディのこの歌、今の若い子は知らないわねぇ きっと。(お前は何歳なんだよ!!)

トイレの外ではちょうど音大出たばかり?
あたりのピアニスト男子とサックスみたいな吹く系の楽器持った女の子と
そこそこの年齢のプロってるチェロみたいな大きいあんな感じの楽器もった人が演奏をしてくれていたので
そこで9時まで時間を潰そうとする。


しばらくいたが、演奏が終わってしまった。
トイレに行って個室で鏡相手に
笑って~笑って~笑ってキャンディ~
を歌い寂しさを紛らわした。

寂しいけれど本当に笑顔になれます
吹き出して、絶対周りの人に吹き出し笑が聞こえた!!!

と、しばらく出れなくなった。

こうして一人ぼっちの時間つぶし
時間の9時になりJALカウンターへ。
もう一人ぼっちじゃない、初海外は添乗員さんと他、愉快なツアーの仲間達
がいるはずである。

あとは着いて行くだけ

と、ここで添乗員さんと初対面すると
フランクフルトの航空で合流ね!と。

…フランクフルトまでを一人で行くんですか…
鴨の親子みたいについて行くのだと思っていた。これは本当にドキドキ感で心筋梗塞の不安がっ

添乗員さんに書類を受け取ると
飛行機の乗り場を教えてもらう。あとフランクフルト空港の集合場所も。

そしてヤバイのが日本円で色々
迷った末、3千円しか持ってこなかったのだ!

そして5千円分位をスイスフランにした方がいいと添乗員さんに言われたので
3千円をスイスフランに。
で日本円は500円玉とあといくつか…。

大丈夫かなあ…

でももう飛行機に乗っちゃえば外国だから平気だよねっ
うんっ
一人二役する。

免税店やらの事も教えてくれたが
そんなん行く余裕が私にはない。

搭乗時間が11時と聞けば
あと2時間、さっさとゲートに行き
そこのベンチで何もせずひたすら待機
あとは目の前で出発を待つだけ
という状況を作る。これが自分のスタイルのようで
帰りもそうだった。

買い物なんぞ恐ろしくて…ああ、そうだ 日本円ももう500円しか無かった。

見るだけのウィンドウショッピングすらもこの時の私には恐ろしすぎて。
ただただゲートの真ん前で待つのみ

そんなわけで
あと二時間 出国待ち
2時間前はベンチはガラガラ

窓際は暑いから奥の椅子にいきたかったけれど
おっさんがベンチ三席分横に使い寝てて足向けてるからなんかイヤ。
近づくと足が臭い。
人様の事を悪く言う気はないが
あの足の臭さはオゾン層の破壊の要因になっていると思われる。

と、ヤバイ、iPhoneの電池がヤバイくなってきた

「飛行機おっきいなー
カッコイイなー!!!
11:5から搭乗です
行ってきますー!




11:35発 JAL407便です」

当時こうブログに書き込んで



そんなわけで
成田へ出発からフランクフルトまでを。


そもそも私が産まれたのはいまから21年前…
ってどこまで遡るんだ
(今、さりげなく年齢誤魔化しただろ!と突っ込んだそこのアナタ!なかなかやるねぇ)

外国に行きたい。フランスに行きたい初めてそう思ったのはちょうど20年前の今頃。8月。
まさか本当に行けるときが来るとも思わなかったが
10年前にころから古城や可愛い街並みのあるドイツに行きたいと思うようになったのだ。

結局そう思ってから10年もたったが 今まで夏休みの無い会社だったが昨年からなんだか夏休みが支給されるようになった。
労働基準監督署だかから何か言われたんだろう、そんなわけで
このチャンスを逃したら一生国の悪徳政治家に金を搾り取られる為だけに一生働いて終わりそうなのでこのチャンスに
少し休みを取りつないで会社の一番偉い人に休みをもらうよう申請した。

色々なんか言われたが耳栓していたからよく分からなかった。

休み直前で色々トラブルも起き始める時期、しかもノロマの大型台風がじわじわちかくに来ていた様で

余計に仕事上でトラブルが多く忙しくなっただろう・・・なんだか私のように純粋潔白な清い人間は申し訳ない気持ちでいっぱいだったりするが
容赦なく国外に逃げた。

ちなみにさらに翌日発の便は台風で運休になったと 後々ドイツで聞きました。

そんなわけで 初の海外でとにかくわからないことだらけ。そんな中の出発。
成田空港へはバスにて。スカイツリー、葛西臨海公園、ディズニーランドと通過していく際に隠し撮り

空港まではあっと
外国に行きたい。フランスに行きたい初めてそう思ったのはちょうど20年前の今頃。8月。
まさか本当に行けるときが来るとも思わなかったが
10年前にころから古城や可愛い街並みのあるドイツに行きたいと思うようになったのだ。

結局そう思ってから10年もたったが 今まで夏休みの無い会社だったが昨年からなんだか夏休みが支給されるようになった。
労働基準監督署だかから何か言われたんだろう、そんなわけで
このチャンスを逃したら一生国の悪徳政治家に金を搾り取られる為だけに一生働いて終わりそうなのでこのチャンスに
少し休みを取りつないで会社の一番偉い人に休みをもらうよう申請した。

色々なんか言われたが耳栓していたからよく分からなかったが
休み直前で色々トラブルも起き始める時期、しかもノロマの大型台風がじわじわちかくに来ていた様で
余計に仕事上でトラブルが多く忙しくなっただろう・・・なんだか私のように純粋潔白な清い人間は申し訳ない気持ちでいっぱいだったりするが
容赦なく国外に逃げた。

そんなわけで 初の海外でとにかくわからないことだらけ。そんな中の出発。
成田空港へはバスにて。スカイツリー、葛西臨海公園、ディズニーランドと通過していく。




心臓が跳ね上がるような思いだった。
自身の心音が、頭の上で何かが落ちてきているのか…
まるで恐怖のそれににたような感覚だった。

ついに出発が迫るっ
くるっ!!!きっとくる!!きっとくる!!!
くそっ!!!
来るなら来やがれっ!!!
最初からこうなる運命だったんだっ!!!

と一人で極限の緊張感まで行き
頭痛を起こし
海外用にと購入した頭痛薬を早々に飲んだ。

人より緊張するタイプの為、子供時代は事あるごとに鼻血を噴射していた。
何事もなくても鼻血流血していた。

週3で毎回3時間は大量流血していたが
私や親はすっかり慣れていて
当たり前の自然現象、クシャミみたいなもんだと
余裕ぶっこいていたが
周囲や教師、保険医が騒いだものだ。

遊びに出かけても大抵は頭痛が起きる。
緊張型頭痛で、ようは緊張感がすごく、それが弱まった隙を見て頭痛が襲う。

まぁ、繊細な人間なんだと把握しておいてくれればいいのです(把握しねーよ)

ちなみにこの頭痛薬、海外先では一度も使わなかった。
緊張感がほぐれなかったのかもしれない。

さて。そんな中
搭乗時間になると
金を提供しているプレミア的な方々や
ビジネスクラスとかいう
貧乏席とは無縁の方々、あと赤さんなど小さい子供連れの方々から搭乗が始まる。

最後に貧乏人の番がくると
周りの人に混じって
颯爽と歩き出した。

私はドイツと日本をまたにかける女だぜ!!!

鎖国時代の私は終わったんだ。
これから颯爽とドイツへ飛ぶぜ

カッコつけて乗り込むと入り口で
挨拶してくるCAに自分の席の番号を突きつけて
「これ、どこですか

と、初っ端からいきなり聞く。
直球すぎて驚かれただろう。

こうしてやってきたのは3席で通路側
やった!運がいい!
横は老夫婦だったので害は無し。しかしずっと窓の外を見ていてうらやましい気がした。

そして室内が暗くなっても少し開けてみているのでこちらはまぶしくて仕方がない。
ちょっと気になった。
逆側には赤さんも乗っていて CAが「赤ちゃんがお休みになられるので申し訳ありませんが・・・」
と言いに来て」くれたおかげで窓は閉められた。

さてこの12時間はと言うと・・・・特に何をするでもなく
あの緊張感も延々と続く。
離陸から2時間

やっとここまで来たところで機内食が出る

けっこう少ない感じで食の細い自分は安心し、これなら食べれる!と思った物の
やはりとても食べれなく(マズイとかではない、胃が追い付かない)
特に緊張状態で胃が大きく左右される自分。
一気に胃の容量が縮まるのがわかる。

 
それでもハーゲンダッツのマンゴーソルベだけは頑張って食べきった。
を食べたらお腹がごろごろしてきた。

容量オーバーだったのだ。

卵にカレーを少しつついて
アイスの実食べたそれをみてCAも
気分悪いのかと聞いてくる。

気分というか
胃の容量が悪いのだ。

そしてその後はバカみたいにトイレに何十回も言った。

また自分の後ろに座る人間がやたら椅子をけったり座席の頭部分をつかむので髪を引っ張られる形になった。
後ろの3人はみなうるさいし 
何度も何度もアホみたいにトイレに行きまくるたびに蹴られるので
文句も言いたいが見れば後ろはドイツ人の子供が3人。
このガキ3人もアホみたいにトイレに行っていた。
ようは退屈なんだろう、このガキ3人と私1人の系4人がほんとうにアホか!?
ってくらいにトイレに立った。

子供と書いたが お姉ちゃんと弟みたいなのが2人。
おそらく弟二人は推定年齢10か11くらい。3人とも小学生のはず。

日本のそのくらいの年齢の
ひょろっとした草食系男子を想像しないで欲しい。

日本で言うなら中3のゴッつい
ラグビー部部長って感じだ。

そのラグビー部部長みたいなのが2人
そんなのに後ろから12時間も攻撃受けるのだ。
12時間なにもしないでずっと起きているのもなんだか足やらが疲れてくる。しかし初の海外と言うのもあり緊張状態から
とても寝れない。
そして後ろにはドイツのゴッついラグビー部部長が2人、タックルかましてくるのだ。
こうして2回目の機内食が出る頃はなんだかもう気持ち悪くなってしまった。
せっかく
くまもんの可愛い機内食も食べずじまい。
勿体無い気もするがやはり日頃の行いの悪い人間というのは仕方がないのだろう。
映画は見ず、延々と飛行状況を見ていた。
かなり長い間ロシア上空にいる。

そのうちバルト海を抜けるようにして南下してきた。
ここが一番興奮した。
人生で一番北にいるのだ。
北欧だ

飛行地図には今まで飛行機の中の飛行状況では見たことのない(北海道と沖縄、八重山の3箇所にしか使用したことがない)
バルト海からヘルシンキへと抜ける辺りは
もうあとすぐだ!!!
と思うも
そこからが何故か長く感じた。

ついにドイツ入り
ドイツに入ればすぐかと思いきや
ベルリンからフランクフルトのマインへは一時間あった。

あと少しと思うと無駄に長い。

飛行機が斜めってくると外に田園的な景色が通路側の私にも見える。

都市部も見え、突然後ろのラグビー部員達が
「ライプツィヒ!!ライプツィヒ!!」と言い出した。

おおおやはりライプツィヒなのか
ガイドブックで見たようなタワーが見えた
ラグビー部はなんだか歌を歌い出した。
そうしていると間も無く到着した。

飛行機を降りるとエスカレーターがあり
上るか下りるかして右だか左へと進むと集合場所だ。(どっちだよ!?)

添乗員の方が
「集まってくださいー」

と叫ぶと その場にいた日本人全員が集まってきてしまって

「私のツアーの方のみ集まってください」
と、関係のない方々に言っていた。

そして今回の私の参加するツアーの愉快な仲間たちはどんな方々かと見てみると

一人参加は私のみ。
見たところ確実に裕福層だとわかる。
皆さん家族での参加。
若い夫婦、若い夫婦(バイリンガル)に、めっちゃキャリアウーマン敵なお姑さん、海外慣れしたご夫婦達、5年生の女の子を連れたお父さんお母さん
お母さんと5年生のシャイな息子さん連れ
と、全員が家族での参加。
そんなこんなで初の海外の日々が始まる。