ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

命ってなにか。

2009-12-14 | 自己啓発日記
ある友人が「カブトムシを知らない子は電池で動いていると思っている子も多いみたいだね。虫が寿命で弱ってきたら、電池が切れかけているのかと胴体と首をはずして中を見ようとする子までいるみたいだよ」
といいました。
なんて残酷な話でしょう。でもいるんです。死ぬということがわからない子どもは。

昔、ある女の子が生まれつき感情を上手く理解できない子で 周りは困っていました。
自分の感情のままに生きているその子は、誰の痛みも理解しないので ちょっと何かを言われるとその言葉の裏側にある相手の気持ちがわからないので、すぐにかんしゃくを起こしていました。
彼女はお父さんに猫を飼ってもらいました。
とても大切にしていました。でもある日その子が家へ帰ってみると死んでしまって冷たくなっていました。
お父さんはその子に言いました。「さわってごらん。これが『悲しい』という感情だ」
彼女はかちかちになった猫をなでた瞬間氷のような体に驚いて そしてふわふわ温かい猫が人形のようになったことで『命』がなくなったからだと理解しました。
そして心が痛くて痛くて彼女は「かなしい・・かなしいってなんてくるしいことなの・・・」と初めて自分以外のことで泣きました。

私はこの話をたぶん20年くらい前に聞いたような気がするのですが、カブトムシの子の話をしていて思い出すなんてきっとこのカブトムシのこのことを気の毒な気がしたからかもしれません。



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2 コメント

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Unknown (まりりん)
2009-12-16 21:59:26
愛情を感じながら育った子どもなのかな。小さいころに可愛がってたのかな。
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どうだろう (maki)
2009-12-19 15:14:56
小さい頃の育ちかたっていつまでも影響する。もしかしたら死ぬまで影響するんだよね。裕福かとか関係なくて、自分をどれだけ見てくれていたかとかなのかな。
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