さてさて久々のばあちゃん物語の続きです。
島からやって来たひいばあちゃん。
そしてじいちゃん達家族が7人。
住み込み従業員が3人。
犬のジョン子。猫のタマ子。
ばあちゃんは11人と2匹の大家族になります。
ばあちゃんは幼い頃里子に出されました。
実のお母さんは、ばあちゃんのお父さんと別れ、一人では生きて行けずにばあちゃんを里子に出し、次の旦那さんと再婚してまた男の子を二人生んでいます。
里子に出されたばあちゃんは、そりゃもう実のお母さんを恨みました。
それは年を取って自分がおばあちゃんになっても治まりませんでした。
里親の夫婦はばあちゃんをとてもかわいがり、小さい頃から読み書きを教えて
ばあちゃんはとても頭の良い女性に成長しました。
ばあちゃんの子供達のことも本当の孫として大切にしました。
実の母のひいばあちゃんは、里子に出さなければならなかったばあちゃんを忘れたりしていませんでした。
孫やひ孫にまで「あの子を頼む」と言い続けていました。
それでもばあちゃんは「なんが!あの人が!」と表向きは怒ってみせていました。
孤独な心を持ったまま大人になったばあちゃんは、じいちゃんのおかげでにぎやかな大家族になりました。
ばあちゃんにとって、大島から来たじいちゃんの実の母は自分の母親の変わりだったのでしょうか。
あんなに結婚を反対していたひいばあちゃんは、その後どんどん衰えて もともと小さかったその体をもっと小さくしてとうとう寝込みがちになりました。
たった1本しか残っていない歯のために、うどんを小さく刻んでスプーンで取って食べさせるようになりました。
便を出す力もなくなり、ばあちゃんをそれを手でとってあげました。
そしてひいばあちゃんに「トキエさんはね、日本一の嫁なんだ」と言わせたのです。
つづく
島からやって来たひいばあちゃん。
そしてじいちゃん達家族が7人。
住み込み従業員が3人。
犬のジョン子。猫のタマ子。
ばあちゃんは11人と2匹の大家族になります。
ばあちゃんは幼い頃里子に出されました。
実のお母さんは、ばあちゃんのお父さんと別れ、一人では生きて行けずにばあちゃんを里子に出し、次の旦那さんと再婚してまた男の子を二人生んでいます。
里子に出されたばあちゃんは、そりゃもう実のお母さんを恨みました。
それは年を取って自分がおばあちゃんになっても治まりませんでした。
里親の夫婦はばあちゃんをとてもかわいがり、小さい頃から読み書きを教えて
ばあちゃんはとても頭の良い女性に成長しました。
ばあちゃんの子供達のことも本当の孫として大切にしました。
実の母のひいばあちゃんは、里子に出さなければならなかったばあちゃんを忘れたりしていませんでした。
孫やひ孫にまで「あの子を頼む」と言い続けていました。
それでもばあちゃんは「なんが!あの人が!」と表向きは怒ってみせていました。
孤独な心を持ったまま大人になったばあちゃんは、じいちゃんのおかげでにぎやかな大家族になりました。
ばあちゃんにとって、大島から来たじいちゃんの実の母は自分の母親の変わりだったのでしょうか。
あんなに結婚を反対していたひいばあちゃんは、その後どんどん衰えて もともと小さかったその体をもっと小さくしてとうとう寝込みがちになりました。
たった1本しか残っていない歯のために、うどんを小さく刻んでスプーンで取って食べさせるようになりました。
便を出す力もなくなり、ばあちゃんをそれを手でとってあげました。
そしてひいばあちゃんに「トキエさんはね、日本一の嫁なんだ」と言わせたのです。
つづく
私がシナリオライターだったら ドラマにするな。
ばあちゃんから いろんな話を詳しく聞いてるんですね。