ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

尊敬する人が亡くなってみて

2010-03-29 | 私の愛する仲間たち

10代の頃からずっといろいろお世話になっていた人が亡くなった。
去年「もしかしたらもうそろそろだめかもしれない」と連絡があったときには、
きっと親を亡くすような気分になるだろうと薄々感じていたけれど、やはりそうだった。

いつかこんな日が来ると思っていた。
でも認めたくなかった。

最初に病気がわかった頃、心のどこか隅っこの方で「長生きしてよね。いなくなったりしないよね」と思っていた。

体を失っただけで、魂は生きている。
わかってる。でもそんなのヘリクツだ。

会いたいときにもう会えない。いつでも会えると思っていたくせに、こんな風になってからイライラしている。

私と同じ気分の人たちはほかにもいて、お互いに心境がわかっているせいか慰め合っている。

その人は生き様という形で私たちに財産を残してくれた。
私たちはそれをちゃんと受け継いで、私たちがもらった時間をこれから誰かにプレゼントできる人間になりたい。

みんな人間で、みんな仲間で、分け隔てしないででも礼儀はわきまえて。
そうやってたまに馬鹿をしながら大人になっていって、やんちゃなおばさんやと言われてヘルパーさんに介護される。
そんなおばちゃんになれたら、きっと私が天国へ行ったとき「おまえ良くやった」と言われるような気がする。

コメント (2)
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