ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

気づかなけりゃ幸せなのに

2010-02-26 | 雑談
人が気がつかないところに気がついてしまう。

知りたくないことを見てしまう。

そんなアンテナが搭載されてる自分。

言葉一つにしたって「そんな言い方しないでしょ」とか「思ってても言うなよ」とかそりゃもうたくさんのレーザーを持ち合わせている私は、日頃いろいろヒットする。

で、気がつかないですむやつの10倍は疲れている。

はなから「こいつ…馬鹿発言するタイプとかそんな流れだな」と思うと、こっち来るな!!サインをだす。

防御本能ってやつです。それ以上その人を嫌わないために。

口に出して面と向かって喧嘩を仕掛けて行くときは、そこまでしてわかりあおうとする前向きな状態。

黙っているときは心底あきらめている状態。

ある友人に「それも一種の能力だよ。俺も同じだからわかるけど特技だよ」と言われた。

私のアンテナは私の能力だという。

自分でも思う。知らなければ、気がつかなければ私はもっとのほほんとしていただろう。ムカついたりもしないし悲しくもならない。逃げ出したくなることもない。

アンテナを持っている人同士で話しをするとすごく楽だけどまたこれがやっかいなことに、相手がアンテナを使っていることがわかってしまう。
何を気にしているか、この人は私が話していることを予知してるだろうとかそんなことを私がまた予想してその次を話してしまう。

まるで囲碁だ。

いわゆる世間的に無神経なタイプと話しをすると、基準から外れすぎていてオーバーヒートする。
泣き出したりしてみたくなるわけだ。
腹が立ちすぎて「とりあえず私に近づかないで」的な状態になる。
そしてその瞬間「待てよ。待て!しばらく距離を置かなきゃ私は今 自分基準外を処理できない。今近づいてこられると相手がどれだけ馬鹿かということを立証したくなる。でもそれは世間的に馬鹿ではなく、私の基準から外れているだけかもしれない」そんなこと思って自分を一歩引かせてどうしたら気がすむのかという結論だけに照準をあわせてみる。

で、それをまた説明してもわかってもらえないことも多々ある。

もうその時点では問題は「どうやって自分の気がすむようにしたらいいのか」というところにしぼられる。

だから友達に電話したり、一緒にのみに行ったり、子どもと遊びに行ったり、車の中で大声で歌ったり。

もう相手に望めないつーか何も望んでいないから自分で発散しようとする。

このアンテナは思えば小さい頃からあった。
誰でもあるのだと思っていた。
だから人より疲れるとき、ほかの人はどうやっているんだろうと思っていた。

ここ1年くらい、友人に「それは能力だ」と言われてから薄々気がついていたみんなが持ってるわけじゃないということが証明された。

私には理解できないことをあっけらかんとされてしまうんだ。

でも犯罪じゃないし、ただ私が「あんた馬鹿じゃないのお!!」と思うだけだ。

可愛くない人に可愛くないと言えば「なんでそんな人が気にするようなことを平気で言うの?」と思う。
でもそれが平気な人っているんだ。

例えば助けて欲しいのと言っていても「うん。また明日ね」と言われたら「こいつの中でそれだけか」と思う。
でもそれが本人には当たり前だったりするんだ。

ただ私には結果が同じでも表現の仕方とかもっと気を配らないのかとか、違うやり方がないのとか、つまりなぜそんなに人間が冷たいの?と思うのだ。

私が人より偉いわけじゃないけど、人のことは言えないと思うけど、だけど私のアンテナには「良心」というのが感じられない振る舞いや言葉は確実にヒットしてしまう。

このアンテナさえなかったら、私は円形脱毛症にもならないだろうしもっとのんびりしていたのに。とつくづく思う。
コメント (2)
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