イン・ザ・プール ２回目です

前回観た時は自身の評価がえっらい低かったものですから、

えー、そんなことないやろ、何かの間違いちゃうん？

としか思えなくなってきちゃったんです、最近の僕は。

だって、『ダメジン』、『亀は意外と速く泳ぐ』、

『時効警察』、『帰ってきた時効警察』と観てきて

三木聡監督で面白くないわけがない、という確固たる信念に近いものが

僕の中で成長してきて（きっと僕自身もそれなりに成長したのでしょう。）

結論を言うと、極めて面白かったんだよなあ。

要は一年半前の自分は感性のカケラも持ってなかった、ってことでしょうか？

昔の記事は削除しちゃいたいくらいです。

でも反省の意味を込めて、あえてさらしものにしときます。


ともかく、原作にないオリジナルの三木ワールドがすべてツボに入った。

田辺誠一が真木よう子と不倫していて性病移されたり、

市川実和子がかくれんぼで幼馴染を冷蔵庫の中に隠したままにしていたり、

岩松了がトイレでの長い会話の後、

「なんだ、おしっこ、結局出なかったよ。」って言ってみたり、

ふせえりが、スイカを切ったら中から種しか出てこなかった夢を見たり、、、。


一番笑えたのは、オダギリジョーが温泉に行く事になった理由、

「左うちわ君が都合付かなくなっちゃったから、、、。」

"左うちわ君"ですよ～。

人の名前考える時によくもそんな突拍子もない発想が出てくるなあ、

と感心するやら可笑しいやら。


原作には原作を読んでしか得られない面白さがあったし、

映画には原作にない面白さが加わって、

全てがまあるく収まって

よしよし。