サックス奏者 中村健佐のブログです

サックス奏者 中村健佐のブログです。日々の活動やその他、徒然なるままに書いていこうと思います。

告知せず

2008年11月24日 05時41分13秒 | Weblog
1週間ちょい前に録画してあったテレアサのスペシャルドラマ「告知せず」を
今晩ようやく観ました。

数年前からお聴きいただいているT森さん、ご定年なさってからは趣味にしている
カメラに力を入れられて、私のストリートの写真を撮りためてのプチ個展を
コンサートのロビーで開いてくださったり・・・
そしてもうひとつ力を入れられているのが「エキストラ道」。
今や数々のドラマや映画に足跡を残されています。特に佐々部監督とはご同郷よしみの
親交もおありで、監督の作品では数多くお顔を拝見することができます。

この「告知せず」は佐々部監督のTVドラマ作品、「今度の土曜日に放送なんで」
とT森さんに聞いていたのでチェックしておりました。

外科医(渡哲也)の妻(高畑淳子)が末期癌になるが、告げることが出来ない。
息子(タッキー)もそれを知り、父子で告知すべきか否かで苦悩する。
そして闘病生活の後、妻はこの世を去る。

そうなんじゃないかな・・・って思っていたけど、最初から最後まで自分は実体験に
被りまくってて・・・観てて辛いドラマでした。
違うのは父と子が医者。。。で、タッキーがカッコイイことぐらい。

母はまったく同じ流れで11年前に亡くなりました。
バリバリに歌っていた60歳・・・若かった。

ドラマでは直腸癌から破裂し、腹膜炎で担ぎ込まれる。
一旦は退院して、本人は何も知らない・・・けれども転移は進んでいて、もう
どうすることもできない・・・発症から流れまで全部同じ。
「言うか言わないか」で父子が話し合う内容もセリフもまったく同じ。
私は言いたかった、父は言いたくなかった・・・理由も同じ。
病室で形相は変わり果て、最後の時に手を握り「かあさん!かあさん!」って
叫ぶのも。。。何から何まで同じ。

あまりにリアルな描写・・・なので、再現フィルムのようで辛く辛く観ていました。
今の医療はどうでしょう。
ここまで告知に苦悩する時代ではなくなったと聞きますが。。。

・・・誰でも通る道、だからこそずっしり来るテーマでした。
よくドラマを観て感動したりしてますが、これはあまりにも「そのまま」。。
だったので、感動ではなくて回想になっていました。

フゥ~っ・・・今回オチはありません
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ギラギラ | トップ | 予防接種 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も見ました (はらちゃん)
2008-11-25 00:34:15
 久しぶりに書き込みします。
 この「告知せず」と、「風のガーデン」というドラマ。私にとっても回想となりました。
 20日前に父を亡くしました。
 10数年認知症と闘い、そして共存して、
 肺炎で入院し、最後は心不全で
 独りで旅立ちました。病室に駆けつけて、
 手に取った父の手は、もう冷たくなっていました。
 
「告知せず」はリアルでしたね、本当に。
状況は違うのですが、身につまされて
胸がぎゅうっとつかまれるようでした。

 私は「風のガーデン」の中の臨終の場面の
 娘さんの言葉が、まさにそのままで
 涙が止まりませんでした。
 立ち止まって、ゆっくりと思い出を辿りたいのですが、何かから背中を押されているように、日常生活を過ごしています。
 でも、こういう場面を見てしまうと、思い出してしまいますね。
 自分の(mixiの)日記にもまだ書いていないのですが、ついつい書き込んでしまいました。
 次に書き込む時は、オチが書き込めるようになっていたいと思います。失礼しました。m(_ _)m 
返信する
Unknown (中村健佐)
2008-11-25 01:28:43
>はらちゃんさん
お久しぶりです。
そうですか、20日前にお父様お亡くなりになったの
ですね。でもお忙しい毎日・・・わかります。
風のガーデンのおじいさんの臨終場面、私もガツンと
きました。母も最後は家で、だったもので。
mixiにもぜひ書いてくださいね
返信する

コメントを投稿