いぬバカ・ねこバカ

美術館情報・デザイン記事を中心に載せています。他にいぬバカ・ねこバカ2にてペット・写真情報更新中。ぜひ覗いてください!

明治神宮

2012年01月02日 23時40分27秒 | 日記

昨年28日に明治神宮に行きました。もう初詣での準備してましたね。

ちょっと写真載せます。

入り口ですね。菊の鳥居がお待ちかね。明治天皇が祭られています。

 

じゃり道を歩くと、

 

酒樽がありました。全国各地の酒造家より献納されたものです。

 

これは葡萄酒樽(ワイン)の奉納ですね。飲みたいですね。

 

本堂です。年末にもかかわらず多くの人たちがいらっしゃいました。

私も今年は自分がしたいことができるように、また、収入も安定できるようにお祈りいたしました。


セガンティーニ展②

2012年01月02日 23時15分05秒 | 日記

それでは、セガンティーニの代表作をご紹介させていただきます。

 

「ふたりの母たち」  1899-1900

幼子を抱いた母親が母なる大地であるアルプス山脈を見つめています。

ここで言う二人の母親のもう一人とは、アルプス山脈のことでしょうね。

自然に抱かれた環境の中で育つ幼子は、きっと大きくなっても母親を習い、自然と共有できる生活

を送ることでしょうね。

現代を生きる我々は果たしてこのような生き方ができますか?もっと自然と対話できる習慣をつけ

たいものですね。

 

「アルプス三部作」  1896-1899

放牧をしていながら生活している人々。遠くに雪をかぶったヒマラヤ山脈が見えます。

かなり奥行きのあるダイナミックな作品です。一言で言えば「壮大」でしょうか。

 

「日陰の憩い」  1892

疲れた羊飼いの少女が草むらでぐっすり眠り込んでいます。もはや、アルプスでは草むらが布団

なのですね。どこでも眠れるのはうちのワイフみたいです!

 

「アルプスの真昼」  1891

これはセガンさんの代表作ですね。

少女のモデルはセガンさんの子守。遠くに家が点在する。少女の立つ高原と山脈との間に

低地が広がり、村落があったようです。セガンさんが暮らした村かもしれないですね。

アルプスでは太陽の光もまぶしいのです。写真ではわかりづらいですが、地面の枯れ草が

実に細かく描かれています。

 

「虚栄」  1897

私は個人的にこの絵は大好きです!

山間の泉で水面に自分の姿を映し出す金髪の裸婦を描いた作品です。

泉には大きな蛇がいます。これは邪悪の象徴なのでしょうか?金髪の女性、できればこっちを向いて

欲しいものです。すいません。脱線!

 

「わがモデルたち」  1888

セガンさんは自宅に羊飼いの少女を同居させていたらしいです。この絵に出てくる少年・少女

がそうなのかもしれません。少年が持つランプの光りが少女と絵を明るく照らします。

セガンさんが光りの画家と言われるゆえんですね。

 

「編み物をする娘」  1888

これも個人的に好きな絵です。休憩中に編み物をしている娘です。女性らしくとても

好感が持てます。かまってくれ、と擦り寄ってくるヤギさんがまた、いとおしい!

 

「森から帰る」  1890

暖をとるために老婆が森から薪を集めてそりに載せて家に帰る光景でしょう。

今は暖房器具が完備しており、森に行く必要はありませんが、昔はそれも肉体労働だったの

ですね。つくづく便利になったものです。

 

「自然」  1896-1899

羊やヤギを連れてあぜ道を歩き、お家に帰るシーンでしょうか?広大な光景の中、道は果てし

なく続きます。重労働の日課です。

 

「死」  1896-1899

ある村人が亡くなりました。黒い喪服を着た村人たちが悲しんでいる様子が遠くから見てわかり

ますね。中央の丸い雲は亡くなってあの世に旅立つ魂のように思えます。

遠くの山脈がまぶしく、人はちっぽけ。自然の一部と感じられます。

 

「孤児たち」  1886

一日の労動が終り、誰もいない部屋で、ふと思い出すのは、育ててくれたやさしいお母さんのことで

しょうか。暖かい家庭があった昔のことを思い出しているんでしょうね。

 

「アルプスの牧場」  1893-1894

こちらも羊飼いが放牧中にちょっと休憩の光景でしょうか?

アルプスの牧場なんぞ柵なんかありゃしません。だって大地はこの上なく広いんですもの。

ところでこの羊飼いの少年は何を考えているんでしょうか? 想いを寄せる彼女のことでしょうか?

 

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素人の感想でお聞き苦しい部分があったと思います。申し訳ありません。

残念ながら、東郷青児美術館の「セガンティーニ展」は昨年12月28日で終了いたしました。

セガンティーニの絵は光を見事にとらえており、青い空に雪をかぶったアルプス山脈や、そこで生

きるたくましい人々が描かれています。そして一本、一本描かれた美しい草たち。まさに美しいの

一言でした。

テーマは「自然と人間の共存」というところでしょうか?ありがとうございました。