いぬバカ・ねこバカ

美術館情報・デザイン記事を中心に載せています。他にいぬバカ・ねこバカ2にてペット・写真情報更新中。ぜひ覗いてください!

二紀展(国立新美術館)⑥

2011年10月31日 23時44分20秒 | 日記

※「私的アリス考Ⅰ」  鈴記 順子 氏作 

 

攻撃にさらされるアリス帝国。アリス総統は徹底抗戦を呼びかける。

しかし、アリス軍は抵抗する力は残っていなかった。

それでもアリス総統はあきらめず、最後の一人になっても闘うことを宣言する。

その夜、アリス総統は何者かに暗殺された。そして平和が再び訪れる・・・・。

攻撃的なアリスだこと。

 

※「朝」  仲築問 英人 氏作 

 

秘密基地にみんな集まった。

「よし、これから出動だ!」とリーダーらしき女の子が叫ぶ。

「出動だって言ったってどこの行くの?」「おいしいところに行くの?」「ボクお腹すいた!」

「みんな、行くよ!!」「うわーい」子供はどこにいたって群れるものなのだ。

 

※「夏夜星Ⅱ」  井田 孝子 氏作

 

日が暮れかかった夏の夜、野球場のライトはほんのりと点灯。木々の暗闇は青色で表現されている。

グレーの夜空に星が光っている。気にとまろうとしている鳥が夜らしい不気味さを印象付けている。

拡大です。↓ ↓ ↓

暗闇に追いやられるように自転車の男の子は帰路を急ぐ。

 

 

※「五色八重散りツバキ」  荒木 許子 氏作

 

木にたたずむニャンコ。その木はツバキであろうか?赤く表現されているが花が見当たらない。花が散った後の

ツバキだろうか?たたずむニャンコには関係ないことだ。「ニャーオ!」

 

※「睡蓮-9月-」  長内 さゆみ 氏作

 

これは写真かと思いました。それほど成功に水を捉えています。睡蓮の葉の上に光る水玉、流れる水面、

差し込む光、どれをとってもウマイ!のい一言である。

あの世にいったらこんな光景が広がっているのかなあ、と錯覚しそう。

 

※「生きる」  竹内 勝行 氏作

 

ここは八丈島か?と思われるような大自然の姿。大木が天に向けて一直線に伸びている。

さんさんとふりそそぐ光は林を照らし、まさしく生きる姿を描いています。 

力強い生命の力を感じることができますね。

 

 


アトリエ「ken」自作Tシャツ館66号

2011年10月30日 23時41分34秒 | 日記

久しぶりに出ました。Tシャツデザイン。

昔懐かしい「サスケ」です。

ちょっとまねて描いてみました。

自分ではまあまあうまく描けたほうだと思っているのですがどうですかね?

「サスケ!お前を斬る!」

「ハッ!!」

というシーンのような気がします。40年前くらいにテレビに登場したんですね。かろうじてカラーでした。

白土 三平万歳!  いけね!トシがばれちゃう!!

紳士用TシャツMサイズにて描きました。今のところ新品未使用ですが欲しい方いますか??

いるようでしたら格安でお譲りします。

 


二紀展(国立新美術館)⑤

2011年10月30日 17時04分13秒 | 日記

またまた続きです・・・・・。

※「見えない声」  矢崎 民憲 氏作

おじいちゃんとおばさんが何かを聞こうとしているんであろうか?それとも何かを見ようとしているのか

よくわからない。はっきりとしているのは声は見るものではなく、聞くものだ。わかった?おじいちゃん。

 

※「昨日の悲しみ 今日の惑い」  執行 安正 氏作

これはきれいなおねえさんがよりどりみどり、ではなく、

昨日、かなしい体験をした娘さんの姿を、背景に「これからどうしよう・・・。」と戸惑う娘さん(下)の悩ましい姿

が描かれているのであろう。

誰しも悲しい出来事があると、悩むものだ。そんなときに気持ちを共有できる家族友人がいればいいのだが。

私も非常に寂しい人間だ。

 

※「私の庭」  河野 陽子 氏作

庭に置かれた古いベンチ。愛犬と一緒に過ごした自分の場所。いつも陽がぽかぽかと差し込み、

私と愛犬をやさしく包み込む・・・・・・。

憩いの場所がある人はいいなあ。私の憩いの場所はLDKの片隅の3畳ほどの空間のみ。

そこで絵も描き、音楽も聞く。狭くても私の憩いの場所。

 

※「光彩」  松尾 洋二郎 氏作

出た!私の好きなワインボトル!ワインがある光景だ。湾岸沿いの高層ビルの日の当たる窓際にワイングラス

を片手に彼女と乾杯!最高のロケーションが酔いを増幅させ、彼女がワイングラスをひとつ倒してしまった。

「あたし、もう酔っちゃった。」「まだ、ワインがたくさんあるよ。もっと飲んで楽しもうよ。ふふふっ」

悪魔のささやきである。

松尾様すいません。

 

※「取り残されて」  水巻 令子 氏作

窓辺に走った少女。しかし、車は既に走り去ってしまったあとだった。

うらめしそうな目をした少女は言った「置いていかれた・・・。」

まさにそんな光景を描いたものであろうか。少女の目つきがとても印象的。

 

※「交叉する街・小樽・2011」  大嶋 美樹絵 氏作 

小樽の交差点を描いたものであろうか。それにても車は今風であるが、道路は舗装されていないし、横断歩道は

ないし、小樽の交差点は今もこんなのであろうか?戦前の満州の写真つき絵葉書のような絵である。

なに?たとえがわからない?つまりこんなんです。

 


勉学とは?

2011年10月29日 23時46分51秒 | 日記

100年前に教鞭をとっていたブリスベン大学・大学教授の曽祖父が言っていた。

「勉学はそれほど大切なものではない。成績が上位であっても下位であってもその後の人生に

大きな支障をきたすのものではないのだ。重要なのは自分が興味のあることに真剣に取り組む

姿勢を学生時代にどれほど学べるかにかかっているのだ。だから学生時代は好きなことに没頭

するがよい。」

重い言葉だ。現在の塾に通い、偏差値をいかにして上げていい大学に入れるかが主眼の教育

ではこの慌しい世の中は乗り越えられない。


愛車

2011年10月29日 13時14分31秒 | 日記

どうだい!見てよ。パパに買ってもらったんだ。

これさえあれば遠いところもラクチンさ!

この辺では自転車もってる子は少ないんだ。だから自慢さ!

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ドロだらけになりながら愛車を乗り回しているやんちゃな子供のライフスタイルが見てとれるステキな写真です。

 


かがやき

2011年10月29日 00時02分13秒 | 日記

どう?見て。あたしが育てたのよ。結構苦労したんだから。意外でしょ。あたしだってとりえはあるんだから。

少しは見直したでしょ。

やさしい彼女の眼差しは畑に降り注がれる。畑の作物はもはや彼女の子供のようだった。

彼女は身なりは貧しかったが、心の中の財産は大金持ちだったのだ。だから彼女は輝いて見えた。

私の気持ちが揺らいだ。こんなことは初めてだったのだ・・・・・・・・・・。私は彼女に惚れた。


二紀展(国立新美術館)④

2011年10月27日 23時17分22秒 | 日記

 

※「母の遺したもの」  瀬戸 和夫 氏作

母の遺した思い出の品。座布団に座って裁縫箱で編み物をしていたのであろう。

そんな母の思い出を3枚の写真と一緒に並べてみた。

でもそんな母は今はもういない・・・・。

 

※暗雲の囁き  山口 恭市 氏作

私の好きなアンモちゃんの仲間のオウム貝が海中を群れをなして泳いでいる。反面、鷹が獲物を狙い

すまし、キャッチしようとしている。この空間は海でも空でもないのだ。暗雲の空間。まぼろしの獲物を暗雲の中で

見つけ、幻だと気づく。

ここは交差する空間。我々もよく幻を見てしまう。でも獲物を掴むことができないのだ。心の邪心がじゃまなのだ。

 

※湧キ出デタル魂  佐藤 誠 氏作

人目みてこの人はシャガール好きであると感じた。色使いといい、ヤギや鳥の顔つきが似ている。

流れるような色とりどりの光の渦は湧き出でたる魂か??

 

※「光の道」  柴野 純子 氏作

この女性は何を祈っているのであろうか?

視線は下を向いている。足元にあるものに祈っている。何があるのかわからないが祈っている。

女性の白い服装やゆりの花が純潔なイメージをかもし出し、聖女のように見える。

祈ることが神の道=光の道なのだ。光の道を歩き、神に近づくこと。これが彼女の目標である。


絵のある部屋

2011年10月27日 00時25分41秒 | 日記

これは私の自宅のリビングの写真である。すばらしいでしょ!

なーんて、自分のリビングだったらいいのにねえ。

壁には額に入った絵画が4点、イスのクッションもアートが入っている。テーブルのフルーツバスケットもしかり。

あちこちにアートがあると想像力が磨かれる。リビング全体の配色もいいですね。

自分のアトリエが欲しいなあ・・・・・・・・。


二紀展(国立新美術館)③

2011年10月26日 23時56分16秒 | 日記

それでは前々回の続きです。目に止まった作品をご紹介いたします。

※「ナガサキ考・遠い記憶」  浜村 博司 氏作

この写実的なおねえさんの記憶は背景に描かれている絵で表わされている。

昔買っていた101匹ワンちゃんのうちの1匹であったり、花であったり、家族であったり、

千羽鶴?であったりする。おねえさんの隣にいる骸骨のような二人は何をあらわしているのでしょうか?

亡くなった家族であろうか、それとも、おねえさんの前世の姿なのであろうか?

※「キオク・キセツ」  岡野 彰夫 氏作

これも記憶モノである。きっとこの少女は黄色い小鳥が大好きだったのであろう。

籠から出して手のひらに乗せている。

「ぴーちゃん、ただいま。これからごはんにしようね。今日は焼き鳥よ!」

「ギョッ!」

まあ、冗談だが、少女と小鳥を取り巻く楽しげな環境が、少女と小鳥を中心に楽しげに描かれている。

あれ?なんか説明がおかしいな。

 

※「あの頃の月」  内藤 定壽 氏作

海のほとりに木製のテーブルが置かれ、花や瓦礫や木の枝に止まった合った小鳥がいる。

月は描かれていないのはよく分からないが、夢の中のような昔の思い出が理想の世界の中に

溶け込んでいる。私もそこに行ってみたい。

※「バスルーム」(おはなしの続き)  松原 利之 氏作

双子のおこちゃまが楽しげに笑っている。お話好きな双子なのであろう。

「むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが、川で洗濯をしていました」

「キャッ、キャッ!」 双子は興味津々。

 

 


メリー・クリスマス!

2011年10月25日 23時42分09秒 | 日記

「メリー・クリスマス!ぼうや、いい子で過ごしているかなあ?」

「うわあ、本物のサンタさんだ!来てくれたんだ!うわあ、うれしいな!」

「いい子にしていたぼうやにプレゼントだよ!」

「うわあ、ありがとう!サンタさん。これからもいい子でいるよ!」

「メリー・クリスマス!」

「メリー・クリスマス!」

100年前のクリスマス。どこの子もサンタクロースを信じて窓に大き靴下をかけていました。

今と違って純粋な夢があったのですね。

今は物がありすぎ。物のありがたさがわからなくなっています。

シャンシャンシャンシャン、ちょっと早いメリー・クリスマス!!