恵比寿にある東京都写真美術館に行きました。
館内は写真撮影ができませんので、パンフやハガキなどから情報をとり、ご紹介します。
「妻のいる砂丘風景 」 植田 正治 1950頃
砂丘の上を歩くなんてさぞ、靴に砂がたくさん入ったことでしょう、なんて考えちゃいます。
いろいろな方向を向いていますので家族のすれ違いをあらわしているのでしょうか?
「オマハビーチ D-デイにノルマンディ海岸に上陸するアメリカ部隊」
ロバート・キャパ 1944年6月6日
写真が泳ぐ兵士の進行方向にブレているので、一気に上陸するアメリカ軍の緊迫した
様子が見事に捉えられています。
「グラスゴーの古い小路と街路」 トーマス・アナン 1868-1877
140年前の初期の写真ですね。まだ、車も登場しておらず、街路には人しかおりません。
電線もないのでガス灯なのですね。夜は薄暗かったに違いありません。
「冬着姿の女性」 フェリーチェ ベアト 1868年頃
実際はスタジオで撮影されています。ベアトは1863年~た1884年まで日本に滞在し、江戸幕府から
明治政府へ移りゆく激動の時代を目撃し、写真として残した。
「着物のモード」 堀野 正雄 1934-1938年
堀野 正雄は日本の振興写真の旗手として知られています。1920年代~戦前まで活躍。
実際の活動の軌跡、位置づけは不鮮明で「幻のモダニスト」と言われています。
かなり美人さんですね。きりっとしたシャープな顔つきがいいです。個人的に。