二つの彗星

今、2つの彗星が同時に見られると言う事で、ニュースなどにも取り上げられたりしている。
まあ、天体現象は世界規模なので、見え方やタイミングに多少の違いはあっても、日本でも南アフリカでも同じようなもんだろうと思うのだが、日本でも多少は話題になっているだろうか？
南アフリカでは先日、月食があったばかりで、6月には金星が太陽を横切る現象が見られるそうで、ここのところ立て続けに天体ショーが続いている。
日本にいるときは、彗星や流星を見るのに、町の明かりが少ないところで、車や他の人があまり来ないところを探すのが大変だったが、南アフリカでは、３０～４０分も車で走るともう真っ暗で、天の川がきれいに見えている。　見える星が多すぎて星座がわかりにくいくらいでおまけにこれまであまり目にした事がない南半球の星座なので余計にわかりにくい。　オリオン座などはひっくり返って、M42星雲のある縦３つ星が上に来ているのだ。
ただ、星の観察にはいい条件なのだが、なにせ世界一治安の悪いところだから、夜暗いところに一人で出かけていくのは、かなり勇気がいる。　もちろん、車で出かけていくのだが、星を見ながらも周囲に気を配りつつ、人や車が来た時には、道具一式抱えて車にかけ戻るというありさまで、ゆっくり観察どころじゃない。
それでも、２つの彗星を同時に見ることは、かなわなかったが彗星らしきものを一つ見ることができた。
ま、上出来とすべきかな？
それにしても、百武彗星を初めて見たときは、感動したなぁ～、それから少しして、ヘールボップ彗星を見たときは、感動を通り越して、仰天してしまった。　それに比べると今回の彗星は、双眼鏡でやっとこさのかわいいもんだったな。