ほんまかいな、そーかいな、南アフリカ と ちょびっと シドニー そして日本だ!

南アフリカ(2004年)と、シドニー(2005年)での生活の近況報告です。そして日本でも(2007年から)

煎餅

2004年07月02日 | 南アフリカ
煎餅だかあられだか知らんけど、そんなような物を作ってみた。
もしかすると、よく言う ”おこげ” ってやつかもしれない。
こちらで普通のスーパーで売っているお米は、いわゆるインディカ米というやつだろうか、細長くてぱさぱさしてるあの米である。 知り合いのインド人が教えてくれたのだが、インドの米は、高級な米の方がぱさぱさしているそうだ。
僕は、安い米を買うからぱさぱさしてて、へんな臭いのおいしくない米なのかと思ってたんだが、どうも、これは単に好みの違いであって、日本人がおいしくないと思っている米は、インド人にとっては、おいしい米で、逆に彼らからすると日本の米はべたべたでおいしくないのだろう。
これは、食べ方を見てみれば、なんとなくわかるような気がする。
インド人は、カレーのようなものと合わせて、手で食べるわけであるから、あまりべとべとだと、カレーとうまく絡み合わないし、手にべたべたひっついてしまって食べにくい。一方、日本人は、握り飯にしたり箸で食べるわけだから、あのぱさぱさ飯では、都合が悪い。また、飯そのものを食べるので、あまり独特の臭いがあってはおいしくない。 というわけで、米に対する価値観も違ってきて当然というわけだ。
で、日本人はどこで自分の好きな米を手に入れるかというと、例によって、中国人の経営する食材店にかけこむわけだ。 で、まぁ、僕もこっちに来て半年くらいになるし、ぼちぼち、日本の米が恋しくなってもバチはあたらんかな? と、いうわけでこの米を買ってみた。
実際には、日本の米ではなく、中国米なのだが、それでもこちらの米に比べると限りなく日本の”べとべと米”に近い。 これを鍋で炊いて食ってみると、やっぱりうまい。 おそらく日本のおいしい米とは比べ物にならない代物なんだろうが、それでもうまい。 たしかにうまい。
”やっぱ、日本人は米やね!” と、思いながら、ふと見ると鍋の底に餅状の米が張り付いている。 
”なんか、このまま捨ててしまうのは、かなしいなぁ~” と、じっと鍋を眺めつつ考えたところ、思いついたのがこの煎餅もどきのおこげ。
油で揚げて塩を振ってみたら、しっかり揚げ煎餅のできあがり。 思ったよりちゃんとできて大満足!
おいしいご飯がいただけて、おまけに煎餅までいただけて、すっかり幸せ気分。
なんとも、安上がりに幸せになれる男なのであった。

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