ほんまかいな、そーかいな、南アフリカ と ちょびっと シドニー そして日本だ!

南アフリカ(2004年)と、シドニー(2005年)での生活の近況報告です。そして日本でも(2007年から)

タウンシップにただよう煙

2004年07月16日 | 南アフリカ
この写真、流れてはいるものの単なるピンぼけ写真ではない。
実は、以前にもタウンシップについて書いたことがあるが、この度、また、新たなる発見があった。
もっとも、あまり良い話ではない、むしろ、ちょっと、胸がいたむような悲しいお話。
合宿の帰り、もうあと1時間ほどでヨハネスブルグに帰り着くかというころ、わりと大きなタウンシップの地域を高速道路が抜けているところにでくわした。 時間は、ちょうど夕食の支度をする頃の5時から6時くらいだったと思う。
すると、そのあたり一帯が煙におおわれているのだ。 なんだろうかと思っていると、同乗の人が教えてくれたことによると、このあたりのタウンシップに住む人たちが食事用と暖をとるために起こす焚き火の煙だというのだ。その光景がこの写真。 
ま、街灯とか電信柱が見えるので、電気がぜんぜんないというわけでもなさそうなのだけれども、あまりそれを使うことができる家庭も少ないのかもしれない。 それらのうちからいっせいに焚き火の煙が上がるものだからあたり一面が煙におおわれ、車の運転に支障が出るほどの煙で、車内にいてものどが痛くなるようなひどさなのだ。 こんなところに毎日暮らしている人たちは、毎日どう思って暮らしているのだろうかと思うと、なんだか、気が沈んでしまって胸がくるしい、うっ、む、胸が、げほげほげほ。
…? あ、煙のせいでした…。

ヨハネスブルグのソウェトと呼ばれる地域に住む人たちも、話に聞くところによると一つの水道を200人もの人が共同使用しているという話だ。
2010年にはワールドカップが予定されている。 なんとか、この経済効果で雇用がすすみ、ひとつひとつこういった問題が解決していくことができれば良いのにと、無責任ながらも感じた次第でした。

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