Crónica de los mudos

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白水社エクス・リブリス創刊10周年

2019-04-20 | ニュース

白水社の海外文学を紹介するシリーズ、エクス・リブリスが創刊10周年を迎え、これを記念したパンフをこのほどいただきました。近々、大型書店の翻訳本コーナーに置かれるのだと思います。藤井光さん、瀧井朝世さんによる巻頭エッセイに、阿部賢一さんと金子奈美さんと不肖ながら私めが翻訳した作品について語り、また装丁の緒方修一さんが『ジーザス・サン』表紙をつくるに至った経緯を回想した感動的な一文や、さらに我々がお世話になっている編集のお三方によるコメントもあり、いろいろな思いが詰まった素敵なパンフになっています。10周年ということは私の40代とちょうど重なることに。このシリーズでは4冊(うち1つは柳原孝敦さんとの共訳)やらせていただいた。翻訳書をいっしょにつくってきた仲間たちと同じ場所に文を残せたのは光栄の極み、どんな学術成果よりも大切にしたいと思います。ついでに言うと、私が今とりくんでいるメキシコの小説も予告が。九月に刊行予定。なんと50にして初めて英語からの翻訳にチャレンジしました。いったいどういう本になるかは見てのお楽しみ。(松本さんは今夜も明日も働け~。)

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