あさねぼう

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上智大学グリーフケア研究所

2020-03-14 20:09:34 | 日記
上智大学グリーフケア研究所は、上智大学に附置された研究所で、身近で大切な人の死に関する研究を行っている。同大学の大阪サテライトキャンパス内に設置されている。

概要

上智大学グリーフケア研究所は、日本ではじめてグリーフケア、すなわち身近で大切な人の死に関する研究活動を行うために、兵庫県尼崎市における聖トマス大学において設置された。その背景として、2005年に発生したJR福知山線脱線事故があり、遺族に対するグリーフケアを実践するために設立された。その後、聖トマス大学は学生募集停止を決定したが、研究所は廃止されることなく、2010年4月に聖トマス大学から上智大学に継承された。所在地も聖トマス大学のキャンパス内のままだったが、2012年3月に現在地に移設されている。

活動内容

グリーフケア研究所は調査研究活動だけではなく、グリーフケアを実践する専門家やボランティアを養成するための講座を開催し、かつ一般市民を対象とした「『悲嘆』について学ぶ」という公開講座も、研究所が正式に設立する以前の2007年から聖トマス大学において開催し、多数の熱心な受講者が集まっている。「『悲嘆』について学ぶ」を担当する講師は、聖トマス大学や上智大学に所属している教員だけではなく、他大学や病院などに所属している専門家たちも積極的に招聘している。ただし、開催場所は2012年から上智大学の四谷キャンパスに移っている。