すると、原則どおりに骨が少しずつ痩せ続け、不要と
なった骨成分(燐酸塩類やカルシウムなど)が血管に入
り、腎臓で濾過されて豊富な燐酸塩類やカルシウムが常
に尿に含まれるようになってしまいます。
石灰層を通過した鍾乳洞の水がアルカリ性になるよう
に、カルシウムが豊富な尿はアルカリ性になります。
そこへ骨由来の燐酸塩類が加わることによって、燐酸
+アンモニウム+マグネシウムが結合し、顕微鏡でなけ
れば見えない微小な三重燐酸結晶が析出してきます。
でも、微小な三重燐酸結晶は尿と一緒に体外へ捨てら
れてしまうので、動物には全く無害です。ごく普通の正
常な生理現象なので、気にする必要はありません。
ただし、絶えず目まぐるしく変動するのが正常である
尿のpHがアルカリ性のまま持続すると、微小な三重燐酸
結晶が肉眼可視大のストラバイトになり、やがてストラ
バイトの周囲にカルシウムなどの尿成分がこびり付いて
結石(ストラバイト由来の結石)になります。
だから、庭で走り回れる犬や外出自由の猫に比べ、は
るかに運動量が少ない室内暮らしの犬や猫には運動を欠
かせません。毎日の運動が絶対に必要なのです。
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