「優良地」に建つ清水観音堂（寛永寺） 隣に墓場がない
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上野駅で孫たちを送った後、私は一人で雨に濡れそぼ
る上野の山へ行ってみました。西郷さんの銅像の周りに
「活気」が噴き出ているのに、隣の彰義隊の墓には桜の
花弁が散っているだけ。やはり墓場はいけないんだ。
思わず「ヘー」と驚いたのが清水観音堂（寛永寺）で
した。見事なほど「活気」の群れに包まれています。た
くさんの参拝客に混じって外人観光客も来ていました。
観音堂を別の角度から７コマもデジカメで撮影してみ
ましたが、どれにも「活気」が写っていて、この仏教施
設が建っている土地は明らかに「優良地」です。
実は、私が住んでいるイナカでは、神社や城址、市庁
舎、学校などが「優良地」の上に建てられているのに対
し、何故か古寺古刹はそうじゃないらしい。
原因は、たぶん墓場に隣接しているからだと推察され
ます。江戸時代に、徳川幕府による宗門制度が強制され
るまで、寺院は修行の場、仏教学の学校であり、葬儀・
墓場とは無縁だったそうです。
それ故、たぶん墓場に隣接してないであろう法隆寺や
東大寺などは「優良地」に建立されていて、どの古刹も
「活気」に包まれているのではないかと思われます。
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