経済記者山田くん

愛媛の経済に関する『話題のネタ』。時々『愛媛の企業検定』から出題。

話題のネタ帳(2)日本の限定指向に合わせた松山全日空ホテル

2009-08-26 | 日記
 前回、カルティエの世界戦略を紹介しました。
 この日本人の商品志向に合わせて、松山全日空ホテルは数年前、ある商品を開発し大成功しました。
 それが高級「おせち料理」です。
 松山市内のホテルは近年、お節料理の販売を伸ばしています。松山全日空ホテルも同様に、10年前くらいから一セット3万円の「おせち料理」を売り出していました。売れ行きも上々です。
 そんななかで松山全日空ホテルは、さらに高級な10万円の「おせち料理」を商品化。そして販売開始しました。当然、30個限定です。すると、あっという間に完売しました。
 カルティエの世界戦略を、松山で実行しました。
 ココで言えることは、知った知識は、活用しなければ、何の意味もない、ということがいえるのでしょう。

話題のネタ帳(1)「カルティエの世界戦略」

2009-08-25 | 日記
松山市内のホテルの管理職の人と雑談していると、こんな話をしてくれた。
「世界的企業は国によって商品戦略を変えているのだ」と。その例として、カルティエの世界戦略を話してくれた。国によって消費者、市場の性質を知ることが、市場に受け入れられる商品を生み出す戦略になるのだ。

 その管理職の話。
 カルティエは、時計を売る時に、中近東、アメリカ合衆国、ヨーロッパ、そして日本。それぞれの地域にあった商品づくりをしているそうです。

 まず、中近東。中近東で時計を売るときは、とにかく、ダイヤモンドを散りばめ、キラキラしたものを作って売る。
 アメリカでは、どうするか。アメリカで販売するモデルは、大きい文字盤で、ガッチリしたものをデザインする。
 ヨーロッパで販売する場合は、ヨーロッパの志向に合わせてシルバーを使って、シンプルで、デザイン性の高いもの作る。
 日本はどうか。もちろん限定品。200個限定プレミアとか、ビンテージもの、として売り出す。すると、あっという間に完売。
 こうした日本人の志向について、服飾の評論家は、どう見ているかというと、希少な商品に価値を見出すということは、いいことだと評価している。
希少価値を求める傾向が強い日本人には限定品を売る。大切なことは、市場に合わせて商品を開発すること。

「話題のネタ帳」

2009-08-24 | 日記
「話題のネタ帳」とは

経済記者山田君は日々、経済ネタを追い続けている。あっちの大手企業の取締役総務部長は、無口で、必要最小限の言葉でしか返事をしてくれない。こっちの中小企業の社長は、アポなしで訪問しても時間を作ってくれて話を聞かしてくれる。
 ある時には突然、携帯電話が鳴り「山田君、今、業界ではこんな噂が立っている。ちょっと来てくれないか」と言われ、直ぐに飛び出す。話を聞いてみると、取材を進めるのに、グッとくるテーマだ、と思ったりする。
 またある時には、決算の取材に行きながら「ところでね山田君。大手ファンド会社があのホテルを買い取り、証券化するそうだ。調べてみないか」と情報を提供してくれる。そこで周辺取材を進めた後、先方に突撃取材。すると「ビンゴー」で、トップニュースになったりする。
 いろんな人に助けてもらいながら経済記者を続けてきた。
 助けてもらうには、それでも時々は、お返しをしなければならない。さらに、取材の訪問先で「山田君。面白い話はないかね」と唐突に言われたりする。そんな時こそ役に立つのが、日々の取材活動で拾った「ネタ帳」。実益は少ないが、軽い話題にはなる。人と接するときは、やはり手軽な土産話も必要だ。
 社長から取締役、平社員まで、他の業界のことは意外と知らない。そこで様々な業界に渡って直接話が聞ける経済記者の役得が活きてくる。いろんな業界の社長・管理職や専門家から仕入れた「話題のネタ帳」で、あなたも日頃のお返し。

で、「話題のネタ帳」の第一話は、明日です。


愛媛の企業検定。第20問、愛媛と阪神を結ぶ

2009-08-23 | 日記
「オレンジフェリー」の名称で、愛媛と大阪・神戸を海路で結ぶ愛媛の定期旅客船業者は。

20問まで出題しましたので、少し問題を休憩。その代り、次回は、経済記者山田君の「話題のネタ帳」を紹介します。
取材活動のなかで、拾った愛媛の地元の話題。
取材相手の愛媛の経済人は、話題が豊富。身近な経済から健康の分野まで幅広い。愛媛の経済人も凄い、ユニークな人がいっぱい。