経済記者山田くん

愛媛の経済に関する『話題のネタ』。時々『愛媛の企業検定』から出題。

話題のネタ帳(3)、ここでもシルバー市場。

2009-09-07 | 日記
取材に行くと、「面白い話はない?」と切り出される。
そんな時に話すのが、「話題のネタ帳」。
今回は、「四輪車市場も高齢者を有望視」という話。
こんな業界もシルバーの市場を期待しているのか、と改めて企業の市場分析の凄さを感じる。

 「四輪中古車市場も高齢化社会が拡大するなかで有望な市場になっている」という話を聞いた。
 これまで、高齢化社会の進行で成長が見込まれるサービスや商品として介護サービス、大人用紙パンツ、郊外一戸建てから市内中心部マンションへの住換え、健康食品、通信販売など様々な物があるが、中古車の買取り市場も今後、高齢者化社会の中で有望な市場になるとの話を聞いた。
 あるカーディーラーの話。
 四輪中古車と高齢者が、どのように結び付いていくかというと、高齢者が中古車を買うという話ではない。高齢化社会の進行と共に、高齢者が乗っていた車を手放す、という話。
 車を販売する側からいうと、買い取りする車が増えるということ。仕入れが多くなり商品を充実できる。
 高齢者は、七十歳を過ぎると免許を書き換えるために毎年、高齢者講習を受けなければならない。その煩わしさがあり、しかも実際のところ視力や運動能力の面で若いころと比べて、交通事故を起こす確率が高くなるから、車を手放す人が多くなっている。
 高齢者から買い取る商品は、他の客層から買う商品と比べて何が違うかというと、比較的丁寧に車に乗っているから上質の車の割合が多い。車自体が壊れにくくなっていることもあろうが、モノがいい。だから高品質な商品を仕入れることが出来るということ。
 これにより販売業者は、高品質な商品を仕入れ、消費低迷の中で手頃な価格で消費者に提供できる。このため、新車ディーラーも中古車部門に力を入れ始めている。



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