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生存表明用ブログ

まとめてあびこくん

2004年08月04日 | 紹介・お知らせ
 前に、メフィスト掲載「あびこくんと愉快な仲間たち」(だったかな……)も入った河内実加さんのあびこくん同人誌が買えるよ、と教えてもらっていたのに、小為替を買いにいくのが面倒で、買い逃してしまったことがある。

 あれから幾年月(<要するにわかってない)。
 河内実加さんのサイトに購入フォームができているではないか!
 いやー、待っててよかったなあ。
 え? 待ってたわけじゃないだろうって?
 まあ、いいじゃないですか。結果的に「よかったー」っていうのは同じだし。
 ……とかいって、申し込むのが遅くて、もう売り切れていたらどうしよう。
 ……送信した情報になにか不備があって、結局買えなかったらどうしよう。

 ……もしかして、性格後向き?

 全然どうでもいい話だけど、河内実加さんのかわいい動物イラストで、ぜひ牧野修さんの本の表紙を飾ってもらいたいなあ、と常々思っている。『忌まわしい匣』の表紙が愛らしい人妻ひよこのイラストだったらよかったのに、とか妄想する。だめかな。

 ちなみに「まとめてあびこくん」には、前回発売になったとき、田中啓文氏も出てくる(メフィスト掲載分)という噂を小耳に挟んだ気がするのだが、違うかもしれない。
「あびこくんと愉快な仲間……」では、笠井さんがあびこくんにあるミステリ作品について語るってやつがすごく好きだったなあ。あれも載ってるのかな。わくわく。買えるといいな……(弱気)。

藤原ヨウコウさんの絵

2004年07月30日 | 紹介・お知らせ
 藤原ヨウコウさんの作品展が近く東京で開かれるそうである。[参考

 ヨウコウさんの作品展は、以前、SFマガジンの連作のものを見に行ったことがある。[記録
 ヨウコウさんが手がける伝奇小説の表紙画には、作品の持つ不思議の深さを表すためか、暗い背景を使ったものが多いのだが、そのときの展示で、一枚、とても印象に残ったものは、透き通るようなすがすがしい青空色の背景だった。このままこの絵の中に入っていきたいと思うような優しい空色――わたしがこれまで見たことのあるヨウコウさんの絵の中では非常に珍しい軽やかな色だった。
 ところが、そういうシフォンのような柔らかな軽さ、優しさで誘いながら、どことなく怖がらせるところのある絵だった。暗い色で陰鬱な感じを出すのは簡単だ(たぶん)。しかし、あの色! 風船につかまって飛んでいきたいようなあの色で、あんなにも不安をかきたるなんて、いったいどんな魔法がかけてあったのだろう。もう構図もなにも覚えておらず、思い出すのはただあの空色だけなのだが、優しく誘い入れておきながら次第に冷たい不安の雫を落としてくるあの絵は、西洋の童話に似ている。

 もしも自分がメディチ家とかなんと家というようなお家柄に生まれて、日本からYowKowという絵描きを連れてきたから好きにして遊べ、といわれたら、パステルカラーだけで描いた連作で廊下と子供部屋を飾ってもらおう。タイトルは、「パステルカラー」よりもうちょっとしゃれたものをつけてもらって。夜、一人でいるときには、寂しさや怖さを忘れられるような淡い色で語りかけてくれるのに、昼、大勢の客と一緒に見ていると、突然表情を変えてぞっとさせる絵たち。そんなものを描いてくれるんじゃないだろうか。

 そんなことは現実にならないとして、作品展には新作も出るようなのに、行けないのはかえすがえすも残念である。

サマーセール

2004年07月23日 | 紹介・お知らせ
 スペイン書房さんがサマーセールをやってます。

 外国人向けのテキスト(7月27日まで10%オフ)が気になっているんだけど、あれってインストラクターのいる学校のような場所で習うにはいいけど、独学にはやっぱり向かないのかなあ。向かないんだろうなあ。

 大学で、第2外国語にスペイン語をとりたかったんだけど、なかった。「えー、国連の公用語なのにー?」とごねても仕方ない。それを言えば、アラビア語もないけど、「そりゃまあ仕方ないよね」と納得するのって差別だろうか、と今ちょっと胸が痛む(ふりをしておこう)。
 なぜスペイン語をやってみたかったかというと、ただなんとなく。なんていうか、同じラテン系の言葉でも、ちまちまちまっと眉間にしわをよせて小さい声で話してそうなフランス語より大らかそうで、でも大音量でどこでも歌を歌ってしまってしかも妙に歌が上手いので音痴にはなにかと辛そうなイタリア語より生活くさいっていうか、東京でも大阪でもないけどそれなりになんでも揃っている地方都市(県庁所在地レベル)っていうイメージが、心地よさそうって思っていたんじゃないかな。今でもなんとなくそんなイメージがあるんだけど。

 で、大学の話に戻ると、第2外国語のクラスはなかったけど、特別講義として土曜日の午後に1回だけの選択クラスがあったので、無謀にもとってみた。京都外大から来てくださる先生は、日本語は京都弁しかしゃべれないのに、ラテン系の言葉は古代ラテン語とかいうのまで網羅しているツワモノで、でもツワモノにしてはやっぱりいかにも「京都のおじいちゃん」って感じの優しい先生だった。
 で、先生にもクラスメート(みんな、すげー勉強できんの!)にも恵まれたんだけど、自分の能力と根性に恵まれず、結局1年で脱落した。第2外国語のドイツ語はちゃっかり再履修させられてるし。
 あの、名詞の性と、動詞の変化が、結局覚えられなかった。覚える気がなかったというか、なんとなく「自然に覚えられるんじゃないの?」とふてくされて終わってしまった気がする。

 英語を習い始めた中学生のときも、本当は自然に覚えたわけじゃない。小学校のときの漢字だって九九だってあめんぼだってみんなみんな生きているんだ……じゃなくて、暗記したんだ友達なーんだー(しつこい)。まあ、とにかく、「意識的に暗記した」ってことを忘れてしまい、「語学なんてこの年でやるのは無理ねー」と投げてしまったのだった。

 それでもいまだに「スペイン語講座」にテレビのチャンネルがあってしまったりすると、やっぱり聞いて分かるといいな、ちょっとだけでいいから話せるといいな、と思う。小さ過ぎず大き過ぎもしないあの穏やかなのに元気な音の波が、わたしにとってのα波なんじゃないかと思う。

 じゃあ、そのまま毎回「テレビ・スペイン語講座」を見ればいいじゃないか、と自分でも思うのだが、そういうことができるぐらいなら、もっと立派な大人に今ごろなっていたんだろう。
 今、一番長く付き合っているメディアはパソコンなので、パソコンでできる教材だったら続くかなあ? ああ、でもだめだ、語学なのに、このパソコン、スピーカーつないでないんだった。

 ま、わたしのスペイン語のことは夢のまた夢だけど、もう少し見込みのある方は、スペイン書房さんのほうへお出かけください。

(割引対象じゃないけど、SBC 111853 のVOX Compacto: Diccionario Ingles-Espanol, Espanol-Ingles.って辞書は、何語ぐらい入ってるのかなあ……。お店に問い合わせメールすればいいのかな)