ある女性整体師の日記

おかげさまで22周年!吉祥寺の「バキバキしない」まじめな整体院 きむらカイロプラクティック・吉祥寺

書評「火車」宮部みゆき

2006年11月18日 | Weblog
やっぱり宮部みゆきは面白い。改めてそう思いました。
この作品は14年前のものですが、クレジット・ローン問題を土台にしていて、今みても決して古くさいテーマではありません。過去を捨てて、他人にすりかわろうとした女性の話。
終わりの4頁ではじめて犯人が現れる。それも最後まで、犯人の肉声?が聞けない。台詞がないんです。あっても他人の記憶の中での彼女の言葉であって、活字だからおかしい言い方だけど、声が聞けないもどかしさがある。
一刻も早く続きが知りたい!という程の強い毒性はないから家事をするには助かった。
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