公共性が認められなかった東村山市駅西口再開発

2009-09-25 00:50:46 | Weblog
東村山市駅から西口方面に向かうと
まっさきに目につくのが写真の鉄骨部分である

美しくない、無粋、不格好 否定的なあらゆる言葉が頭に浮かぶ

9月1日、「今日から一部稼働するので」という市の職員に
「何で屋根がないの」ときいたら
「これからつくんじゃないですか」という。
完成していないのに稼働か?と思った

9月議会で、不格好な訳がわかった。

建築基準法第44条で、道路上への建築物の設置は禁じられている。
駅から地上に降りる階段やエスカレターは道路の扱いである。
しかし、公共性のあるもので 
建築審査会の許可を受ければ屋根をつくるのはOKがでる。

今日、部長に改めて聞いてみた。
「公共性があれば大丈夫のはず。なぜ?」と

部長曰く
「そう思って申請をしたのだが、公共性が認められず審査の対象にされなかったと記録にはあります」

つまり、このペデストリアンデッキ(空中道路)、
駅から続く階段とエレベーターは、
誰がどう見ても、再開発の100mビルに付随する私的利用に供するものにしか見えなかったということである。

しかも、この情報は、今回完成し、市民が疑問に思って初めて明らかにされた。
H17年というから 3年も前に こんな不格好な建築物になることがわかっていたのに
東村山市はなにも市民に知らせなかったのである。

完成したとたんに、私の友人たちは
なんで、屋根がないの、駅前にトイレがないなんて
と、間髪を入れず 数項目の要求書を東村山市に提出した。

いったい誰のための再開発であったか
これらの事実が如実に示している。

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