牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

10月22日(月) 「まだまだ伸びる農産物直売所」 田中満著  農文協

2012-10-22 16:05:25 | 日記
 この本には直売所に大きな可能性があることが書かれています。

 本からの引用。「今、農産物の流通革命が始まっています。、、、、新鮮な野菜の味を知った消費者は、流通に日数がかかる市場仕入れの野菜では満足しなくなりました。野菜や果物の一級品は生産者の名前がわかる新鮮な直売の品にかぎる、という時代になったのです。」    
 「昭和時代の直売所は、店構えは薄汚く商品は農協に出荷できない二級品、という「安かろう悪かろうの店」が多く、消費者の評価は総じて低いものでした。平成になるとそれらの直売所のなかから、生産者の名前入り採れたての一級品を売る店が各地に現われ、客の支持を得て売上を伸ばし、その成功事例が知れわたるようになりました。」   
 「最近、直売活動の盛んな地域で調べると、人口10万人で年間売上15億円のレベルになっています。こうした最近の発展状況からみて、25年度には全国販売額が1兆5000億円を超えるだろうと予想します。」
  「ホームセンターなど農産物流通以外の業者も、直売所を開設するようになってきました。」


 私たち家族も直売をしているのですが、ホームセンターにの中に直売所を設けさせてもらって直売をしています(私たち家族が中心で近所の農家にも野菜や果物を出してもらっています)。10月に北海道へ来てこれまではカボチャの収穫、契約をしている方々へ発送、直売の手伝いなどをしてきたのですが、今日はじめて私が直売の担当になり、一人でホームセンターへ行って来ました。どこにどの野菜を置けば良いのかを自分なりに考えて陳列をしました。お客さんから「昨日買って美味しかったから今日もまた買いに来たよ。」と言われ、嬉しかったです。私が収穫したカボチャも着実に毎日売れているのでホッとしています。
 私たちは良い品を出すことを心がけています。実は私たちはこのホームセンターの中では北海道一の売上(夏から秋)を出しているのです(ただ私たちは冬は直売をしていないので年間を通じてしているところより売上が落ちるかもしれませんが)。店長さんにも喜んでいただいています。これは私よりも前に北海道へ来て農業をしている家族の今までの苦労と力のおかげなのです。でもまだまだ規模も売上もそれほど大きくなく改善点がいろいろとあると思うので、時間がある時に家族で成功している直売所を見学に行こうと考えています。