牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

3月17日(日) 「リバイバル⑤」 D・M・ロイドジョンズ著

2013-03-17 08:21:56 | 日記

 「リバイバル」を読み終えた。本からの引用。「教会の歴史を通して、何世紀にもわたって、主は同じことをなさってきた。教会は死につつあり、まるで終わったかのように思える。だが突然、主が現れ、敵は散り散りになり、教会は復興する。これがリバイバルによって意味されるものである。すなわち、それは主の臨在から力を得て再生する期間を言う。これがリバイバルの意味することである。」

 「さて、ここにあるのは彼(預言者イザヤ)の最後の嘆願である。「ああ、天を引き裂いて降りて来て下さったら」。これはリバイバルに関する究極の祈りであると、私は主張するのをためらわない。」

 「繰り返させてほしい。うなだれている魂に最も効く強壮剤は、教会の歴史を読むことであると。教会の歴史を読んでほしい。古い時代に戻りなさい。歴史を読みなさい。過去の時代に神が何をなさっていたかを考えなさい。これほど祈りを激励するものはない。、、、、ペンテコステの日に、これら十二人とその仲間たちが屋上の間に集まっていると、突然、天から激しい風が吹いてくるような響きが起こった。何が起こったのか。ああ、神が天を引き裂いて、降りて来られたのだ。それは聖霊の降臨だった。強く激しい風の音が家を満たし、天が引き裂かれた。我々はそれを顧みることができる。神にそのことを思い起こしていただこう。神は同じ神である。神は聖霊を送ってくださったのだ。そして、それ以来送り続けてくださっている。プロテスタントの宗教改革の話に戻って、それを読んでほしい。二百年前のロンドン、幾つかの地方、他の国々影響を与えた大いなるリバイバルについて読んでほしい。1859年の話に戻って、それを読んでほしい。これらすべては何だったのだろう。天が裂かれたのだ! 神が天を引き裂いて降りて来られ、その民の中に来られ、その力と栄光とを現された。歴史の励ましは、大きな励ましではないか。」

 著者は繰り返し、過去(歴史)に働かれた神のみわざを読むことを強く勧めている。それを読む時に、自然と「主よ、我々にもリバイバルを与えてください」と祈りへ導かれるからであろう。私たちはあまりにもリバイバルのない今の現状に満足はしていないものの、慣れてきてしまっている。それは悲劇である。本書を読んで霊が強められるのを感じた。20代の時に教会の歴史、伝道の歴史、リバイバルの歴史、神に用いられた人物たちの伝記などを何度も何度も繰り返し読んだ。それらの読書は私が献身した一つの大きなきっかけとなった。最近は実際的な教会の運営や牧会の本を読むことが多かったので、時々はリバイバルについての本も読んでいきたいと思わされた。それは私の霊と信仰にとって有益となるだろう。