牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

3月25日(月) 「チェーンストア経営の原則と展望」 渥美俊一著  実務教育出版

2013-03-25 17:55:05 | 日記

 本書の上巻にあたるのが同著者による『21世紀のチェーンストア』である。著者はチェーンストア経営における先駆者と言える人物。本書は2編から構成されていて、第Ⅰ編のタイトルは、「チェーンストアの経営原則」。

 本からの引用。「チェーンストアが目指すものは、①国民大衆の、②日常生活における、③”暮らし”を充実させるための生活提案をすることである。そのための第一条件は、大衆品であり、同時に実用品である商品を提供することである。第二条件は、大部分の人々が気軽に買える価格であること。第三条件は、便利に入手できる状態になっていること。第四は、快適に仕える(食べられる・着られる)品質であること。そして第五は、買い物することと、それを使用することによって、暮らしをもっと楽しくできることである。」

 読んでいて「21世紀のチェーンストア」の繰り返しが多いように思うが、上記の文章が著者の伝えたいことなのだろう。私たちはチェーンストアではないが、一つの店でもこれを本当に実現していくことは簡単ではない。大変なことである。直売が始まる前に上記の文章を模索していき、できる限り良いスタートをきりたい。