SRカスタムの定番スカチューン(スカチューン?スカチェーン?スカチューンで良いんですよね。)
最初にノーマルのCVキャブレターでスカチューンして、しばらく乗っていました。
その後にレースキャブレター(TMR-MJN)を取り付けました。
【CVキャブレターの時】
スカチューンキットは、CVキャブレターに対応しているのでオイルセパレーターとエアインダクションシステム(AI)は問題ありません。3年前のキットでは、AIとオイルセパレーターをK&Nのフィルターに接続する仕組みになっていて、車検にも対応していました。説明書通りに各パーツを取付ければ、スカチューンの完成です。
問題は、車載工具をどうするかです。06年車は車載工具入れの一端をエアクリーナーBOXで支えています。エアクリーナーBOXを外すと、車載工具入れが取り付けられません。
SRに乗る時に都度、工具を身につけるのも面倒です。かといって、工具無しで乗るのは不安です。SRに搭載しておくためにどうすればいいか悩みました。
パーツショップに来ていたSRライダーさんに、結節バンドを使用した取付け方法を教えてもらいました。
結節バンドを使用して、車載工具入れをフレームに固定しました。
車載工具入れに結節バンド3本を通す穴を開けて、フレームに固定してあります。
【レースキャブレター取付け時】
CVキャブレターをレースキャブレター(TMR-MJN)と交換するとAIとオイルセパレーターをどうするか、悩むところです。
*エアインダクションシステム(AI)
06年式SR400にはAIが取り付けられています。このAIをどこかに移設しなければなりません。
まず、AIが他のパーツに干渉しない場所を探します。
AIを取付けるためにアルミカラー(外径10mm、内径6mm、長さは取り付ける場所で調整します。)を、パーツショップで購入してきました。
リアフェンダーに干渉しないプレートの左後ろに電動ドリルで穴を開けます。
AIとプレートの間にアルミカラーをかまして、取り付けました。
*オイルキャッチタンク
クランクケースの内圧を抜く、ブローバイガスを取出すために、オイルセパレーターの取り付け口を塞ぐわけには行きません。
だからといって、オイルセパレーターの取り付け口に直接ブリーザーフィルターを取り付けるとその周りがオイルだらけになってしまいます。
オイルセパレーター
ライダー中には、オイルセパレーターにブリーザーフィルターを取り付けている方もいます。その場合、SRの振動でオイルセパレーターとブリーザーフィルターが大きく振られますので、クランクケースのオイルセパレーター取付け口が破損する恐れがあると思います。
最初にクランクケースに直接、長いブリーザーホースを取付け、ホースをシートの下に通してリアフェンダーの横に取り出してみました。結果、リアフェンダーがオイルまみれになりました。
やはりオイルキャッチタンク(もしくはオイルセパレーター)でオイルを分離(完全に分離することは無理なようですが)する必要性がありそうです。
SR専用オイルキャッチタンクが¥12,000~¥14,000位で販売されています。
費用を抑えるためにパーツショップで汎用オイルキャッチタンク(¥8,000位)を、ホームセンターでコの字型金型(¥300位)を購入してきました。
(コの字型金型でプレートと間隔を取らないと他のパーツに干渉してしまいます。また、オイルキャッチタンクの排出口をなるべくキャブの吸入口の近くに持ってくることでブローバイガスがキャブに取り込まれて、周りがあまり汚れなくなる効果も望めます。)
オイルキャッチタンクとコの字金型を接続してあります。
オイルキャッチタンクには、ブリーザーフィルターを付けています。
AIからガスを再度エンジンに還元させる場合と、AIを閉じる場合それぞれについて検討してみました。
*AIを閉じる場合
キャブレターをファンネル仕様にした時は、エンジンからブローバイガスを取り出す部分に二次エアブラインドキャップ(パイプレス・プレート)を取り付けて、AIを閉じます。
ファンネルのままでも良いかもしれませんが、小砂等を吸入してエンジンに入る可能性がありますのでラムエアを取り付けました。
*AIを開放する場合
ブローバイガスを再度キャブレターに戻すために、二次ブラインドキャップを取り外しAIを開放します。
AIからブローバイガスをエンジンに取り込むために、エアフィルターを加工して写真のような物を作ってみました。オイルキャッチタンクとも接続できるようにしてあります。
上の銅管はオイルキャッチタンクに繋ぎ、下の銅管はAIに繋ぎます。
このエアフィルターをキャブに取り付けるためにヨシムラ製フィルターアダプターを購入します。
制作方法は簡単です。
K&Nオ-バルテーパーエアフィルターRC-0981を購入し、写真のように電動ドリルで上下に穴を開けます。
ホームセンターでL字に曲がっている銅管を購入して取り付けます。(端の一方が広がっているので、エアフィルターの内側から取付けると抜けません。)
このエアフィルターをつけて乗車すると、ラムエアフィルターよりパワーダウンしていることがはっきり判りました。
オーナー車検時にこのフィルターを取り付けて、検査は通りました。
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