国道4号線沿いにあるSRカスタムショップAAA
今までに何回もお店の前を通ることはありましたが、入ったことはありません。
看板は出ていないし、1階は作業場になっていて、他のバイクショップのように店内を見て回って出てくるような作りにはなっていません。
今回初めて、訪れました。
SRを乗り付けて従業員の方に、エンジンに固着したケーブルの交換とカスタムを相談したい旨を伝えます。
従業員の方からは、「SRの回転計ケーブルが固着することは良くある。」ということです。
カスタムの相談には、佐藤社長が対応してくれました。
まずは、カスタム車の試乗。
2台ほど乗せていただきましたが、パワフルなだけでなく、まずその乗りやすさに驚きました。
曲がりやすい。サスは固くなく、またフワフワした感じでもなく安定感があります。
2台ともパワフルなのですが、エンジンの味付けは全く違います。
SR専門誌でライダーのインプレッションを読んでいましたが、カスタムの方向性でこんなに違うものかとビックリ!!
試乗後に佐藤社長から、「ツーリング派ですか?飛ばす方ですか?」と聞かれました。(この時点であまり考えずにカスタムの相談に来たことをやや後悔…)
SRの奥の深さに、驚きました。
私のSRを見ていただきました。(だんだんへりくだってきます…)
まず<足回りについて>
タイヤ
社長のお奨めは、ブリジストンBT-45。
リアサスペンション
1押しは、WPのタンク付。但し、もう生産中止とのこと。
フロントサスペンション
私がWPのスプリングを以前つけてみたけれど、オイルの量、粘度を変えてみても固すぎて乗りにくかったために、現在はノーマルに戻していることを伝えると…。
レース仕様のSRに跨がせていただいて(この辺で卑屈に…。)、「このSRは、WPのスプリングを使用している。」「但し、トップの固い部分を切って調整して使用している。」とのこと。
<吸排気について>
キャブレター
ヨシムラTMR-MJMは、ヨシムラ製マフラーでセッティングを出している。(「素人が」ということだと感じました。)他のマフラーで最適なセッティングを出すのは難しい。(う~ん、ごもっとも…)
マフラー
佐藤社長のお奨めは、スパートラップ。その理論も説明していただきました。
空燃比
空燃比を測定するダイノマシンを使用して、13.5にキャブをセッティングするそうです。
(ここまで佐藤社長には、すごく丁寧に説明いただきました。こちらが勝手に萎縮・恐縮してしまいました。)
他のお客さんが来ましたので、佐藤社長はそちらに行かれました。
従業員の西さんが引き続き説明してくれました。
今回のカスタム予算は、AAAの「SR400→499ccバリューチューン」にプラスαを予定していました。
西さん曰く「(私の)SRは約3万km走行していますので、カスタムにあたってはパーツの交換が必要かもしれない。交換パーツはエンジンを開けてみなければ判らない。」とのこと。(ごもっともです。)
社長が戻ってきて、引き続き説明してくれます。
500にチューンしたら、前後のスプロケとチェーンも交換したほうが良いとアドバイスいただきます。(やはりごもっともです。)
ここらで、完全に予算オーバーです。
カスタムは、再度検討する旨を伝えて、ケーブル交換だけお願いすることにしました。
やはり、ケーブルがエンジンヘッドに固着していてヘッドを取り外しての作業になるそうで、SRを預けて帰ることにしました。
代車にFCRキャブ、スーパートラップを装着したSR400をお借りしました。
私のSRに比べて、同じ400なのにエンジンが良く回り、パワフルなのに驚きました。
佐藤社長が「30年間、SRと付き合って来た。」と言っていたことに、代車に乗りながら頷きました。
いままでのカスタムは、なんだったんだろう・・・
ブログの見出しを「独りよがりのSRカスタム」に変更しようかと、頭を過ぎりました。